・・・・・・っということで、大韓航空の副社長がピーナッツごときで激怒して、航空機を引き帰させた事件。
彼女の親父である社長が出てきて、「娘の教育を間違った」と謝罪した。
そう、その通り。
全くその通り。
教育が間違っていたのである。
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他人の島に勝手に軍事基地を造って既成事実化する。
他人の領海に勝手に侵入して世界遺産である海の底を荒らしまわる。
他人のお寺から仏像を勝手に持ち去って、元々俺の物だという。
他人の特許を侵害して、複製を造りまくる。
他人の国から一般人を誘拐する。
他人の健康などお構いなく危険ドラッグを次々と製造する。
他人の報道の自由を勝手に侵害し、自分の論理で訴追する。
他人の作った映画が気に入らないと、コンピュータの情報を盗んでばら撒く。
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これら全ては根底に教育の間違いがある。
その教育の間違いとは何か?
憎しみを国民に植え付ける教育である。
憎しみとは後ろ向きの教育である。
憎しみを植えつけて、自分を正当化するのである。
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これは決して隣国だけの間違いではない。
アラブ世界が原理主義に傾き、テロに走るのも根底には教育問題がある。
アフリカが遅れたのも、教育である。
人間の能力なんか、世界中どこでも変わらない。
変えるのは教育である。
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かく言うわが国も教育が問題である。
何時までも加害者との認識から脱せない。
他人に言われるまま、そこで思考が停止してしまっている。
検証作業を伴う議論から逃げている。
反省するのはいい。
だが、そこから前に踏み出さないのは問題である。