前回はあの有名な「テルモピュライ」の戦いを描いていて、今回はそれよりもっと有名な「サラミスの海戦」を描いている。
舞台は陸から海上、主役がレオニダスからテミストクレス、スパルタからアテナイに変わっている。
残念ながら、前回の【300】のほうが良かった。
なんたって、あの美術的な映像はインパクトがあった。

今回はそれを越えるべく制作費を注込んで、8年間の映像技術の進歩(前作は2006年製作)をこれでもかと見せつけたけれど、最初のインパクトが強すぎた。
時代背景は前回と同じ「ペルシャ戦争」であり、サラミス海戦はテルモピュライ戦の直後に行われている。
この辺の歴史を勉強するととても面白いのだが、映画は歴史を忠実にたどることは最初から放棄している。
それよりも、映像の美しさ、戦いの美しさ(?)娯楽作品としての完成度を求めている。
ただし、やたら飛び散る血しぶき、切り落とされる手や足や首などを見て、娯楽と感じるかは人によるだろう。

(それにしてもこの血しぶきは不自然だなぁ)
カミサンはこの種の映画は生理的に全く受け付けず、裸で斬り合うのが痛そうで耐えききれず、剣と剣がぶつかり合う金属音を聞くだけで鳥肌が立ってしまう。
今回は、テミストクレスが主役なのだが、なんと言ってもペルシャ帝国の海軍指揮官アルテミシアが強烈な印象を残す。

映画を面白くするための架空の人物かと思ったら、実在の女海賊と知ってビックリしたしだい。
一方、ゴルゴ妃役のレナ・ヘディが歳をとったのにビックリした。
前回と同じ時期の王妃を演じているのに、8年間という時の流れを隠すことが出来なかった。
時間というものは残酷だなぁ~と、変なところで感慨を覚えてしまった。