なぜブラジルは大敗したのか? | so what(だから何なんだ)

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68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・っということで、何故ブラジルは大敗したのか?

歴史を紐解いてみると、前評判で接戦あるいは優勢と予想されているのに、大敗することがしばしば起きる。

古くて申し訳ないが、

カンネの戦い(第二次ポエニ戦争)

イッソスの戦い(アレキサンドロスVSダレイオス3世)

もっと分かりやすい戦いとして、

日露戦争における日本海海戦

桶狭間の戦い

・・・などなど。

これら大敗する側に共通するものは何だろう?

それは、パニックである。

明らかにブラジルはパニックに陥っていた。

しかし、サッカーという競技で、しかも歴戦の兵ばかりのブラジル選手がパニックを起こすとは考えにくい。

そんなブラジルが何故パニックに陥ったのか?

・・・・・・

パニックになるのは二つの理由がある。

一つは「奢り」である。

誰もがドイツとの戦いは接戦になると信じ込んでいた。

だって、ブラジルはサッカー大国であり、実績でもそれを証明している。

だが、戦いにおいて過去の実績ほど邪魔なものはないのである。

パニックを引き起こすベースには、必ず奢りがある。

・・・・・・

二つ目は「見たこともないものを見た」である。

戦いをする前にどういう戦いになるか、大体予想をするものである。

だが、往々にして戦いというものは予想通りには推移しない。

予想外のことが起きることがパニックの引き金になる。

じゃあ、ブラジル選手はドイツの何を見てパニックに陥ったのか?

・・・・・・

サッカーという競技で、見たことのないものを見ることなんかあり得るのだろうか?

ここが、今回のポイントである。

ドイツの戦略にそれを見出すことが出来る。

素人のぼくが見たのは、ドイツのパスである。

そのスピードはもちろんだが、ほとんどのパスがグラウンダーであったことである。

浮いたパスはトラップミスが起きる可能性が高い。

これほど実力が拮抗したゲームでは、小さなミスが試合を左右する。

ドイツはそれを知っていて、徹底的に練習していたと思われる。

ロングパスは殆ど用いられなかった。

ゴールでさえも、パスのように見えた。

・・・・・・

だが、見たことのないものがグラウンダーのパスだけでは説得力がない。

実際のところ、ドイツの1点目はセットプレー(コーナーキック)から生まれた。

これは仕方がない。

だが、2点目はパスの交換から生まれた。

この2点目が今回の勝敗を分けたポイントである。

ブラジルは、この試合が接戦の1点差であると考えていたはずだ。(前出の奢り。)

ところが、前半も前半、11分と21分という早い段階に点を取られたのである。

この時点で、2点差は予想外のハプニングである。

ブラジルが見たことのないものを見たのはこの時点である。

何かとてつもなくドイツは強いぞとブラジルの選手たちは感じたに違いない。

あるいは、自分たちのサッカーは何か重大な間違いをしていたと感じたかも知れない。

そして、2分後、3点目が入った・・・・・・。

ブラジルのパニックの大きさの証明は、6分間で4点も入ったことで十分である。

・・・・・・

さて、パニックは止められることも歴史は示している。

その鍵を持つのは、先ず指揮官である。

指揮官が先頭に立って、雪崩を打つ敗走から踏みとどまらせた例はいくつもある。

ブラジルチームの監督はそれが出来たであろうか?

無理だっただろう。

何故なら、監督自身がパニックに陥っていたのだから。

歴史が示すのは、自軍の崩壊から立て直すことが出来るのは、やはり戦いの中にあって、状況を冷静に分析できる名もない士官である。

残念ながらそのようなリーダーの資質を持った選手がブラジルチームの中には居なかったようである。

そもそもそのような資質を持たないのが、ブラジル人なのかも知れない。

冷静を取り戻したのは、ハーフタイムの後であった。

だが、それはあまりにも遅すぎた。