・・・・・・っということで、アサヒビール。
いまでこそ業界1位2位を争う堂々たる企業だが、ぼくらの時代はなんとも目立たない、万年3位の冴えない会社だった。
そんな会社を変身させたのが、スーパードライ。
1987年のことである。
最初にスーパードライを飲んだときの印象は、まさしくドライだった。
喉でドライ感を感じるという不思議なビール。
ネーミングの勝利。
それまでのビールは苦いという概念を吹き飛ばした。
正直なところ、こんなにヒットするとは思わなかった。
その当時の評価を覚えている。
「まるでスプーンで舌を押さえつけたような味」とうもの。
まさしくそんな感じだった。
だけれども、時はバブルの初期。
その味と、時代の感覚がピッタリ一致したのだろう。
広告も上手かった。
辛口なんてフレーズを誰が思いついたんだろう。
鮮度に拘るというイメージ戦略も迷いがなく執拗だった。
前年のロゴマークの変更。
昔のロゴマークは旭日旗に似ていて、いまなら隣の国からクレームが出ていただろう。
その後のバブル時代と波長が合ったのが成功の大きな要素だと思う。
ビールに爽快感を求めるなら、いまでも迷わずスーパードライを選ぶ。
全てのタイミングが合ったのであろう。
その一つでもズレていれば、この製品は短命で消えて行ったOne of Themの一つで終わっていたことだろう。
ホント、起死回生の成功例として歴史に残る商品だったのである。
あと、目立たないけれど、発泡酒の本生も成功に貢献していると思う。
海洋深層水というのが凄かった。
・・・・・・ってなことで、ビールへの思い入れシリーズ終わります。
ちなみに、ビールであれば、どのメーカーのビールでも大好きです。(;^ω^A