・・・・・・っということで、これは30年以上も前に聞いたある夫婦の話。
その真偽は定かではないけれど、強く記憶に残っている。
新婚旅行でニューヨークを訪問中、新婦がホテルから失踪。
深夜を過ぎて、憔悴した様子で戻ってきたそうだ。
新婦は遅くなった理由を語ろうとしなかった。
帰国後、待望の子供が生まれた。
生まれた赤ん坊の肌は色黒で、縮れ毛だったそうだ。
保守的な北陸の県である。
離婚は避けられず、子供は母親が育てることになった。
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とても辛い話である。
レイプ犯の子供だと知っていたら、降ろす選択もあったはずだ。
新婦は妊娠中、夫の子供であることをどんなに祈っていたことであろう。
しかし、どんな状況で生まれたにせよ、母親にとっては自分の子供なのだ。
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さて、
世の中には、子供が欲しくても出来ない人たちがいる。
世の中には、子供が出来るのに作らない人たちがいる。
の話である。
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子供を作ることは、子供に対して「義務と責任」を負うことだ。
アタリマエじゃないかと言われるだろうが、この重みは子供を持ってみないと分からないものである。
結婚することによって、夫は妻に対して義務と責任を負う。
だが、それは契約上のものであって、途中で破棄することが出来る。
子供が生まれた瞬間、破棄することが出来ない義務と責任が夫婦に生じる。
子供に対しては、離婚したってそれからは逃れられない。
案外この重さに気付いていない人が多い。
かく言うぼくもその内の一人だった。
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つづく。