・・・・・・っということで、評判が芳しくなかった映画。
SF大作でよく陥るミスをしている。
SFファンは「世界観」を期待している。
どんなに突拍子もない世界観でも、それを受け入れるだけ寛容さを備えているのがSFファンなのだ。
この映画は世界観はOKだ。
だが、そこで息切れしている。
これだけスケールの大きな世界観なのに、主役は元自動車泥棒の不良だ。
最大の敵は、元傭兵のような凶悪な捨て駒だ。
そういう小者同士の戦いを、映像で見せようとしているが、もう観客はそんな映像には免疫が出来てしまっているのだ。
それよりもSFファンが求めるのは、スケールの大きな戦いだ。
究極は「哲学的」なものを求めているのだ。
せっかくジョディー・フォスターとマット・デイモンという大物俳優をを配したのだから、観客はもっと質の高いものを期待しているのだ。
ところが、チマチマした肉弾戦で終始する。
ジョディー・フォスターはもっと悪役を演じられるのに。
ヒットするはずがない。
世界観を用意するだけで、息切れしてしまった残念な映画。
SF映画が何たるか、もう一度良く勉強して出直してこいと言いたい。