自転車もダメ。
そうなると移動手段は船か徒歩のどちらかになる。
思ったより大きな島ではなかったので、歩いても1日あればほぼ島全部を廻ることができるはず。
例によって道は入り組んでいるが、地図さえ読めればそんなに迷うことはない。
現在位置が広場か、教会か、橋さえ判明すればどうにかなる。
大運河に行き当たれば、近くに船着場が必ずあるはずだ。
車の騒音がない分静かだと本に書いてあったが、何しろ観光客が多く、どの道も人であふれている。
傘を差していればなおさらだ。
だから、気分的には静かとは程遠い印象。
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ヴァポレットという水上バスがひっきりなしに運行している。
時計回りか反時計回りかさえ間違わなければ、利用はそんなに難しくない。
ぼくの貰った地図は間違って反対に記載していて、また来た水路を戻るハメに陥ってしまったこともあるが、それも大した時間のロスではない。
人気の路線は大きなヴァポレットで、それほどでもない路線はそれなりに小さい船体である。
思いのほか運行時間は正確で、電光掲示板で船着場番号を確認すれば、1分も違わず到着する。
この正確さはヴェニツィア人の気質を表していると思われる。
操船する船長?と、もやい係の二人で運行する。
慣れたもので、殆ど一発で船着場にピタリと寄せる。
もやい係はほんのちょっとロープを引っ張るだけだ。
晴れた日には船内より、外が気持ちがいい。
船内からはあまり眺めが良くない。
ぼくが訪問したときは、殆ど雨だったので手漕ぎのゴンドラは少なかったが、それでも水路はいろいろな船が行き交っていた。
ぶつからないのは、阿吽の呼吸なのだろう。
これで、ゴンドラが大挙繰り出してきたらどうなるのか心配してしまう。
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まあ、細かいことだけれど、どの船にもタイヤなどの防舷材が付いていないことだ。
コレは驚きだ。
タイヤを一杯くっ付けた船ってイカさないですよね。
仕組みをよく観察してみると、あの一杯突き刺さっている杭があるでしょ?
あれにボートが接触すると、ボォ~~ンとたわんで、船との衝撃を和らげるんですね。
それと、操船技術がみな上手いということでしょうか。
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そんなこんなで、操船には興味を持っていたので、操舵席の写真を撮ったのです。
すると船長?艇長?が振り向いてスッゴイ剣幕で写真を撮るなと言うんです。
そんなに怒らなくていいと思たのだが、それだけ神経を使って&プライドを持って操船しているんだと納得した次第である。
↓怒る船長。
↓向こうに見えるのが、ヴェネチアングラスで有名なムラノ島。


