今回は宮部みゆき。
この本を買ってしまってから、長女がこの作家のファンであることを知った。
本棚に、彼女の殆どの作品が揃っていた。
もちろん、この【理由】もその中にあった。
彼女に言わせると、この人の文章が好きだという。
言葉を丁寧に選んでいるところが好きなんだそうだ。
ところが、ぼくは全然そんなこと気付かないまま読み終わってしまっていた。(;^_^A
1999年第120回直木賞受賞作。
いやはや細かい。
登場人物の全てに家庭環境をはじめとする生い立ちをこと細かく書いている。
ミステリーとはいうものの、犯人探しなんて二の次。
二の次どころか、作者は全然興味を示さないようにさえ見える。
関心はもっぱら登場人物の細かい描写。
こういうミステリーは珍しいというか、他にないのではないか。
あまりにも細かすぎて、この人いったい誰だっけと、いちいち思い出さなければならない。
小説には違いないのだろうが、まるで犯罪調書を読んでいるような気になる。
作者にとって一番の関心事は、「人間の性」だろう。
とくに、家族における各自の立ち位置の微妙な違いの描写が上手い。
視点や、時間を行き来する描写力は大したものだ。
そして、何よりぼくの気に入ったところは、「人間のしゃべることを頭から信用してかからない」という点である。
そういう人間観察力のクールさが好ましい。
いやはや細かい。
登場人物の全てに家庭環境をはじめとする生い立ちをこと細かく書いている。
ミステリーとはいうものの、犯人探しなんて二の次。
二の次どころか、作者は全然興味を示さないようにさえ見える。
関心はもっぱら登場人物の細かい描写。
こういうミステリーは珍しいというか、他にないのではないか。
あまりにも細かすぎて、この人いったい誰だっけと、いちいち思い出さなければならない。
小説には違いないのだろうが、まるで犯罪調書を読んでいるような気になる。
作者にとって一番の関心事は、「人間の性」だろう。
とくに、家族における各自の立ち位置の微妙な違いの描写が上手い。
視点や、時間を行き来する描写力は大したものだ。
そして、何よりぼくの気に入ったところは、「人間のしゃべることを頭から信用してかからない」という点である。
そういう人間観察力のクールさが好ましい。
