・・・・・・・っということで、妻よっ!
ぼくの妻よっ!
こんなぼくのために嫁いで来た妻よっ!
なんと平凡な夫であったことかっ
このぼくは・・・
貴女にとって・・・
本来なら、あなたは歴史に残る妻であったかもしれない。
なのに、このだらしない夫を見よっ!
いま貴女は毎日の夕食の献立に全神経を使う。
本当はそんなことに全神経を使うはずがなかったのに。
そんなつまらないことに・・・
そんなつまらないことのために最高学府で単位を取ってきたわけじゃないのに。
でも、いつのまにかそれが日常になってしまった。
いつのまにか、人生の全てに置き換わっていた。
・・・・・・・
献立の心配だけじゃない
放って置いたなら、毎日積み重なる洗濯物。
放って置いたなら、埃だらけになる部屋の隅々。
放って置いたなら、どこへ道を踏み外すかもしれない我が子供たち。
・・・・・・・
そんなつまらないことに・・・
そんなつまらないことのために
貴女の人生があるのじゃない。
でも、だれもやらない。
だれも貴女の肩代わりをする気なんかありはしない。
口では貴女に同情の言葉を投げかけるけれど。
結局は、何一つ手伝おうとしない。
・・・・・・・
妻よ!
ぼくの妻よっ!