犯罪だろうか? | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・っということで、寒い。


冬だから寒いのはアタリマエだ。


ぼくらも寒いが、ホームレスにとっても寒い。


彼らにとって、冬はぼくら以上につらい季節だ。


特に夜はダンボールの小屋ではオチオチ眠ることさえ出来ない。


そこで、暖かくて快適で、いつまで寝ていられる理想の場所がある。


・・・・・・・・


昨日、山手線に乗った。


忘れもしない山手線内回りの8号車だ。


帰宅ラッシュちょと手前で、車両は混み始めていた。


ぼくが待つホームにスルスルと電車はやって来て、目の前に8号車が停止した。


なんとラッキーなことに、座席がたくさん空いている。


他の車両の席は殆ど埋まっているのに、この車両だけ席が空いている。


ドアーが開き、車内に一歩踏み込んだ途端、ツーンと刺激臭が。


誰か薬品でも持ち込んで、出て行ったばかりなのかな?


・・・と正直思った。


ガラガラの席に座って前の座席を見ると、ヨレヨレの服装をしたホームレス氏が、熟睡している。


アッ!臭いの元凶は貴奴だったのだ。


それにしても、強烈な臭いだ。


すぐ席を立って、車両の一番端っこの席に座りなおした。


だが、匂ってくる。


なんと表現してよいのだろう?


スエた臭い?


いや、そんな生易しい表現では表せない。


皮膚に浸透するような、


一度染み込んだら二度と臭いが洗い落とせない、


そんな酸性の刺激臭なのだ。


何週間、いや何ヶ月、いやいや何年風呂に入らなければこのような臭いになるのだろう?


一車両分を、一瞬にして充満させる力を持っている。


人間って、これほどまで臭くなれるのだろうか?


駅に着くたびに、ドアが開いたところで何の効果もない。


離れていても、確実に臭覚に滲入してくる。


目の前に居た小学生の女の子は、露骨に鼻をつまんでいた。


・・・・・・・・


観察していると、車両に入った途端、だれもが顔をしかめる。


悪臭の発生源が件のホームレス氏だと分かると、すぐに席を移動する。


だが、不思議なことに、平然と座り続ける人が何人か居るのである。


嗅覚が麻痺しているのだろうか?


それとも、座席に座ることができれば臭いなんか気にならなのだろうか?


流石にぼくも耐え切れなくなって、別の車両に避難した。


もうここまでは臭って来ないはずなのに、まだ臭うような気がする。


別の乗客もゾロゾロ移ってきて、口々に「ひどい臭いだったねぇ~」と未曾有の体験を語り合う。


・・・・・・・・


目的の駅で降り、去っていく8号車を見送ると、やはりその車両だけガラガラだった。