【フランシスコ・X】 | so what(だから何なんだ)

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そんなお年頃。
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・・・・・・・っということで、最近読んだ本。

【フランシスコ・X】2002年島田 雅彦著。

島田 雅彦
講談社
発売日:2002-04

誰もが知っているフランシスコ・ザビエル。
ところが、有名な割に何をしたか知らない。
こういう本に手が出るほど、齢をとった証拠か?

著者はよく調べている。

手掛かりの殆どは、残された彼の手紙と思われる。

500年前の手紙がこれほど残っているということ自体オドロキ。

昔はそれほど手紙が貴重だったのだろう。

現代はどうだ?

メールなんて、比べ物にならないくらい軽い。

必然的に、込める想いも異なる。

・・・・・・

もちろん、残っている手紙などの証拠だけでは、ザビエルの人物像は浮かび上がらない。

そこで、この著者は彼の想像で補完した。

ザビエル自身が語ったような文体で。

こうなると、歴史なのか、小説なのかの区別が曖昧になる。

この本は、小説の方に重点を置いたようだ。

ところが、著者の作家としての腕前が問題になってくる。

その点、ちょっと力量不足だ。

残念ながら・・・・・・。

それにしても、内容は興味深いものであった。

本のカバーは、人間をぐるぐるに縛り上げ、逆さに吊るしている絵なのだが、どこにも説明が無い。

ところが、本を読んでいくと、この意味が明かされる。

人間が考え出す拷問というものに対するアイデアというか、執念というか、感心してしまう。

あと、キリストがなぜ、日本で思いのほか広がらないのか、考えさせられた。