・・・・・・・っということで、【拘り】という言葉が、最近いいほうの意味で使われているのに違和感を持つ。
そこで、国語辞典で調べてみた。
「拘り」ではヒットせず、「拘る」で以下の用例が出ていた。
(拘る)こだわる。「つまらぬことに―・っている場合ではない」
なぜ出ていないのだろう?
百科事典には次の説明があった。
拘り(こだわり)とは、特定の対象に、強く愛着し、離れることが出来ない状態を指す。多かれ少なかれ、人には拘りがある。だが、その拘りが得られない状態に置かれた場合、多くの人は拘りを諦めるか、気を紛らわす。拘りが特に強いのは自閉症の特徴である。
ヤッパリ、いい意味はない。
類語辞典では、
1)理想・美意識などに対する拘り
2)面子・相手の仕打ちなどに対する拘り
と二つに分類していた。
1)の分類の中に、ようやくいい意味での「拘り」が発見される。
さて、長々と拘りについて意味を調べたが、
【執着】という意味が大きければ⇒悪い意味。
【思いいれ】という意味が大きければ⇒いい意味。
というのが、ぼくの理解だ。
だが、両方とも【狭い心】ということでは共通だ。
要するに【視野が狭い】ということだ。
こう書くと、「いや、拘りがあるからこそ、いい製品が出来、あるいはいい味を出せるのだ。」
という意見が出てくるだろう。
ぼくはそれでも、拘りは不適切な言葉だと言いたい。
なぜなら、視野が狭いということは、視野が広いより悪いに決まっているからだ。
もし、いい意味で使うなら、【妥協なく】という言葉の方がずっと適切だからだ。
【拘り】という言葉が乱用されているように思える。
拘った時点で、進歩が止まるということを思い出して欲しい。
・・・・・・・っと、拘りという言葉に拘ってしまったが、
本当は、【拘り】と【愛】は同じだということを書きたかった。
【愛】については、またの機会に。