・・・・・・・っということで、借りてきた映画の2本目。
内容は期待通り。(;^ω^A
SF映画は大好きだ。
SFは荒唐無稽な世界なのだが、その世界観をありのまま受け入れるという約束事がある。
いちいち突っ込みを入れるのはルール違反だ。
そう、どんなSFにもそれぞれの世界観がある。
もちろんこのTRONにも世界観がある。
ゲームの中に現実の人間が入り込むという世界観だ。
1982年のトロンの続編である。
残念ながらそちらは観ていない。
当時は、コンピュータの描く世界の中で俳優が演技するということで評判になったと記憶している。
もう30年近く前のコンピュータ技術である。
技術的に相当な無理があったのだが、それにチャレンジしたということが高く評価された。
SFファンにとっては伝説的な映画だ。
そして、28年後、製作費は10倍になって戻ってきた。
ストーリーはどうでもいい。
その世界観に酔おう。
親子の絆とか、男女の愛とか、復讐とか、忠節とか、現実世界への警鐘とか・・・・
そういうものを巧妙に描き込むことが出来れば、SF映画の傑作となるが、
この映画ではどれも不発に終わっている。
名作を試みたSF映画がよく陥る失敗だ。
荒唐無稽なら荒唐無稽に徹するほうが清々しい。
・・・・・・・っというわけで、只々、現在のCG処理の素晴らしさに酔おう。