エンタープライズについて | so what(だから何なんだ)

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・・・・・・・っということで、チョー真面目な話。


エンタープライズ【enterprise】ってぇ単語ありますよね。


ぼくらなんかの世代は、スタートレック【Star Trek】に出てくるエンタープライズ号とか、


アメリカの原子力空母エンタープライズの佐世保寄港反対なんてことをすぐに思い出すんですがね。


何で宇宙船とか空母にこの名前を使ったかというと、


【進取の気性、積極性、冒険心】という意味があるからです。


エンタープライズ号の任務は、まさに宇宙に存在する未知なる知的生物とコンタクトするというものでしたので、


相応しい名前といえるでしょう。


さて、一般に会社の入社テストで【enterprise】の意味を【カーク艦長の宇宙戦艦】と書くと、良い点は付けてもらえません。


常識的には、【企業】と回答すべきです。


enterpriseという単語は、【企業】と【冒険心】という二つの意味を持っているんですね。


一見、硬いものと柔らかいもの、相反する意味のようですが、実は同じなのが面白いですね。


日本語の【企業】という単語も、【企てる】と【生業(なりわい)】という言葉に分解できます。


要するに企業とは【生業を企てる】ということなんですね。


そうすると日本語の意味においても、企業=進取の気性、積極性、冒険心ということになるのです。


逆に言うと、進取の気性、積極性、冒険心のない会社は企業とは言わないということなんです。


ついでに【企業】を辞書で引くと、


「営利を目的として、継続的に生産・販売・サービスなどの経済活動を営む組織体。

また、その事業。資本主義経済のもとでは、ふつう、私企業をさす。」


この説明の中からは、【企てる】という意味が抜け落ちてしまっていますね。


でも、英語なら企業と冒険心とは無理なく結びつくのです。


アメリカ人の頭の中では、企業と宇宙船エンタープライズ号とは同質のものと理解されているのです。


もうなにを言いたいかお分かりと思いますが、日本人が持つ企業(会社)というものに対する意識から、


このエンタープライズ的なものが抜け落ちているんじゃないかということなんです。


もっと平たく言えば、「今の会社はもっと企てろ」と言いたいのです。


・・・・・・


この話題、もう少し先があるのですが、ちょっとつまらないですよね。


一応つづけるつもりですが、気が変わるかもしれません。(^^ゞ