・・・・・・・っということで、最近のぼくらの胸騒ぎはいったいなんだったのだろう。
ここであえてぼくらと言ってしまうのは、それは君も同じ精神状態だったと信ずるから。
それは恋に近いものだったかも知れない。
取り澄ました会話を交わしながらも、
馬鹿馬鹿しい冗談を言い合いながらも、
そして、相手の欠点を手厳しく指摘しながらも、
いつも君の事を考えていた。
君の事で頭が独占されていた。
もちろんそれは恋なんかではない。
似たような気持ちの乱れはではあるが、決してそれは恋ではなかった。
だって、ぼくらは熱くなるには大人でありすぎるから。
心は乱れても、決して熱くはならないほど大人であったから。
冷静に、あくまで冷静に、この胸騒ぎの本性を確かめようとしている自分がいた。
それは大人の分別がなせる業だったのだろうか。
いや違う、分別とはまるで反対の、卑怯な自己保身の感情だったのだ。
後先を考えない感情に流されることへの警戒感で一杯だったのだ。
だがそれは非難されるべきものではないはずだ。
・・・・・・
ぼくらの終着点はどこにあるのだろう。
このまま心の齟齬を残したまま、遠ざかるのが正解なのだろうか。
それとも、もう一度後戻りして、最初から出直すべきなのだろうか。
ぼくには分からない。
ぼくらの終着点はいったいどこにあるのだろう。
・・・・・・以上、例によってフィクションですので。(^^)