・・・・・・・っということで、不謹慎なつもりはないけれど、この機会に売り上げを伸ばす会社がある。
ミネラルウォーターと、そのペットボトルを製造する水関連会社がすぐに思い浮かぶ。
しかも、原価はほとんどタダ同然だ。
そして、それを運ぶための運送会社。
無洗米が品薄らしいことも聞こえる。
マスクやオムツを始めとする、紙関連の会社。
レトルトをはじめとする、インスタント食品関連。
乾電池製造。
災害復旧関連では、あれだけ電柱が倒れたので、電柱の会社。
電線の会社。
膨大な瓦礫の廃棄物処理会社。
特にクルマをスクラップにする業者。
陸に上がった船を解体する業者。
自衛隊は10万人を投入したけれど、手持ちの重機は無いに等しい。
重機を保有している会社およびそのレンタル会社。
インフラ復興に、ゼネコンが入札なしで仕事を言い値で受注しているらしい。
ゼネコンより引っ張りだこなのが、マリコンと言われる港湾工事会社。
引き潮によって大量に運ばれた瓦礫で港への入港が阻止されている。
そのために、救援物資を積んだ船が接岸できない。
港の浚渫が最優先で進められている。
浚渫関連は、大量の瓦礫を捨てるための埋め立て地を整備するのにも重宝されるだろう。
ぼくがパッと思いつくだけで、このくらいある。
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ところが、ぼくらが思いもよらない会社が、空前の利益を上げていることだろう。
そして、それを探し出して、株式を買いあさる連中も必ずいる。
浅ましいと言われるかも知れないが、安易な非難は出来ないのである。