・・・・・・・っということで、よい子のみなさんは、
ぼくのようなグータラな大人の真似はしないでください。
・・・とか、教育テレビで「よい子のみなさぁ~~ん」
なんて呼びかけている。
ここでいう「よい子」とは誰を指す言葉だろうか?
よい子とは「大人にとってよい子」であるに過ぎないのではないか。
大人の命令に「素直に従う」、大人に都合のよい子供を指す言葉だろう。
そんな子供なんか居ない。
自分の子供のときを思い出しさえすれば、それで十分だ。
もし居るとすれば、「よい子のフリ」が上手く出来る子供だ。
ぼくはそういう子供だったので、ロクな大人にはならなかった。
もっとタチが悪いのは「本当によい子」である。
もしそういう子供が居たら、子供とは呼べない。「可哀想な子」だ。
・・・・・・
このように世の中には「あり得ない言葉」が、案外多いものである。
冒頭の問呼びかけに対しては、
悪い大人の真似をしない子供は居ないのであって、
NHKホールに集まった子供たちは、だれも「ハァ~~イ」なんて反応せずに、
「シィ~~~~ン」とすべきなのである。