・・・・・・・っということで、、歳をとっていれば、常識的なことは何でも知っていると思われがちだ。
その年寄りど真ん中のぼくなんだけど、
オレって常識ないよなぁ~~
・・・っと思うことがたくさんある。
最近つくづく感じるのは、自分と他人を分ける境界線のことだ。
どういうことかというと、
だれでも自分の周りに仮想バリアを張っているものでしょう?
自分を中心に360度。
でも、その範囲は人によって違う。
かなり近くまで他人を受け入れる人は、フランクな人ですね。
それとは逆に、遠くまでバリアを張っていて、
なかなか他人をその中に入れない人。
ぼくは明らかに、後者なんですね。
自分でも自信を持って言えるのですが、
取っ付きにくい人間です
なかなか他人を受け入れない。
かなり遠くに検問を設け、
チェックが厳しい。
それは、自分が傷つきたくないからなんでしょうね。
自分が傷つくことを異常に恐れる。
・・・・・・・
でも、そういう人の弱点って、
一たび内側に入ってきた人に対して無警戒なんですね。
逆に、バリアの境界線が自分に近いフランクな人たちは、
一見、だれに対しても親密にしているようでも、
内側に入ってくる人に対しては、ものすごく厳しいんですね。
それは、一たび内側に入れたときは、
自分との距離がほとんどないからなんです。
・・・・・・・・
これって面白いことじゃないですか?
遠くにバリアを設定している人のほうが、安全策を取っているように見えますよね。
でも、実はそのバリアを突破してきた人に対しては、本当に無防備状態になってしまう。
それに比べ、フランクな人は、割と自分の近くに他人を近づけるが、
めったなことでは内側に入れない。
・・・・・・・・
どちらが、人生を生きる上で、優れた作戦かは一目瞭然でしょう?
そんな簡単なことを、この歳になって気付くのです。