日本人留学生(その2) | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、だいぶ間が空きましたが、日本人留学生の数が激減していることについてのつづきです。


【留学をして得られる有形無形の便益は、留学への金銭的時間的投資を上回るだろうか?】


との問いである。


まともに答えるなら、「留学することによって、学力、精神力、行動力が身に付く」と答えるだろう。


なぜなら、他国の留学生と真剣勝負をしなくてはならないからである。


残念ながら、日本の大学ではこのような、切羽詰った環境には追い込まれないからである。


大学を卒業した時点で、日本とアメリカでは「人間としての戦力」は雲泥の差ということになる。


そういう留学で得られる便益は、投資に十分見合うものといえるだろう。


・・・・・・


だが、ぼくが経験した範囲内での話であるが、


アメリカの大学を出た人間は、日本の企業で使い物になるかと問われれば、


残念ながら「否」と答えざるを得ない。


これを説明するのはかなり難しいのだが、「日本企業の風土」に合わないのである。


日本の会社で使い物にするには、教育し直さなければならないのである。


それに比べ、日本の大学を卒業してきたヤツはボケーっとしているが、


ボケーっとしている分、使い物にするまでの手間がかからないのである。


分かっていただけるだろうか?


大学を出た人間は、即戦力ではないのである。


多かれ少なかれ、会社で何年かは教育しなければならないのである。


・・・・・・


日本の企業なり、官庁なりは国際化の重要性を唱えてはいるが、


留学体験者をあまり評価しないと聞いている。


分かる気がする。


今の若者達は情報通で、頭がいい。


国内の就職に有利に働かないのなら、なんでわざわざ留学なんかする必要があるのかと考える。


日本の留学生が激減している理由は、これが一番だと思う。



・・・・・・もうちょっとつづく。(タブン)