・・・・・・・っということで、次に、
(疑問その2)
【なんで彼等はナチスから酷いことされたのに、同じようにパレスチナで酷いことをするのだろう?】
について考える。
これは、前の疑問その1に回答が含まれている。
2000年近くもディアスポラ(離散定住集団)を続けて彼等が学んだ事は、【武装しなければ強くなれない】だろう。
第二次世界大戦で、ドイツが負けたドサクサに乗じて、カナンの地にイスラエル国を再建した彼等は、武装することの重要性を誰よりも理解していたはずだ。
いまドサクサと書いてしまったが、シオニズム運動は第二次世界大戦よりずっと以前から続いていたのだから。
イスラエルの独立を国連が決議した背景には、ナチスによるユダヤ人迫害に対して、「同情」する気持ちが働いていたのではないかとぼくは想像しているが、確かな事は分からない。
今回観た【Uprising】も【Defiance】という映画も、偶然主題はユダヤ人が武器を取って戦うというテーマだった。
(もちろん、裏にはハリウッドに大きな影響力を持つユダヤ人の影があることくらいは、想像できますがね。)
自分達とは異なる宗教を持った異国の地に生活しながら、自らの宗教を守り続けるということは、凄まじい困難を極めたことだろう。
それと、凄まじい「狡猾さ」を身に付けたことだろう。
武装の重要性は分かっているが、一たび武装したなら、それは自衛のための武装とは理解されずに、迫害される口実に使われることは分かりきっていたから。
ナチスによってゲットーに押し込まれ、何の抵抗もせずに収容所に送り込まれ、ガス室で死んでいったユダヤ人達のことを「平和主義で従順な人たち」というイメージを持ってしまいがちだが、それは全く違った見方だろう。
皮肉な見方だと自覚しているが、ナチスによる迫害を引き金にして、ユダヤ人たちはイスラエルを建国できたとするのは間違いだろうか。
武器を持たせれば、ユダヤ人もドイツ人も全く変わらないのである。
以上が、疑問その2に対するぼくの回答である。
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一方、パレスチナ人側からすれば、とんでもない話だと感じるのは当然であろう。
1/3の人口のユダヤ教徒が、2/3の土地を与えられたのだから。
しかも、ご存知の通りイスラエルはその土地をどんどん増やして、自国民を入植させているのだから。
この厄介なきっかけを作ったのは、イギリスとフランスである事は、ここでは触れない。
いまパレスチナ人とか、ユダヤ人とか書いたが、調べていくと民族的には何ら変わらないそうである。
そういや、ユダヤ人は元々ここに住んでいた人たちなので、当たり前なのですが。
じゃあ、何で区別するか。
「ユダヤ人とは、ユダヤ教を信じる人たち」と定義するしかないのです。
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なんで、仲良く暮らせないんですかね?