カッター訓練 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、嫌なニュースである。


あの、浜名湖で18日起きた事故のことである。


中学1年生ら20人乗りの手こぎボートが転覆し、女子生徒が死亡した。


昔、船乗りをしていたので、こういうニュースを聞くとホントーに心が痛む。


職業柄、ぼくはカッターをよく漕がされた。


カッターっていうのは、あのタイタニックの沈没のときに出てくる救命艇の事をイメージしてくれればいい。


訓練で、太平洋のど真ん中で、漕いだこともある。


本船から遠ざかると、ものすごく心細くなったのを覚えている。


・・・っで、事故の起きた「静岡県立三ケ日青年の家」のホームページを覗いてみた。


【カッター訓練 (2~3時間 昼間 120人 小学校5年生以上対象)

 ぴんと張り詰めた雰囲気の中で行われる訓練。カッターは、30人乗りが2艇、20人乗りが3艇あり、研修生が声をそろえ、気持ちを一つにして浜名湖に漕ぎ出します。規律・協力・忍耐の精神を養います。】


と紹介されている。


へぇ~~~、小学校5年生以上対象なんかいっ!!


・・・っと、ここで驚く。


カッターってぇのは公園のボートと比べ、「重い」んです。


頑丈といえばいいのかな。


ぼくらが壮年期に漕いでいたときでさえ、扱いは難しかったのです。


それを、小学生や今度のように中学1年生、それも女の子に漕がせるって、いったい?????


2~3時間乗せての「遊覧」なら、分からなくもない。


その場合でさえ、ベテランが乗船することは必須だ。


そこで、ニュースを読んでいくと、


>転覆したボートに大人は教諭2人のみで職員はおらず、無線で指導を受けながら訓練していた。


と出ていた。


これは「犯罪」としか思えない。


殺人行為ですよ。


カッターにプロを一人も乗せないなんて。


それも、浜名湖で。


雨が降る荒天時に。


常識以前の問題です。


池で行うなら分からなくもない。


波のない、小さな湖でも分からんでもない。


そこで、ネットで他も調べてみると、


【また、小学生の体験学習や競技会などで船に慣れ親しむ道具として用いられることもある。 主に、榛名湖や琵琶湖、若狭湾で体験学習が行われている。】


・・・っとある。


おめーらナメとるんのかぁ?


ぼくの経験では、オールさばきも体力が必要だ。


小学生や女の子では絶対無理がある。


だいぶ忘れてしまったが、


「櫂立てぇ~」


「櫂用意!」


「両舷櫂前へ」


「櫂上げ!」


「櫂流せぇ~」

なんて、号令を思い出す。


(櫂=オールのこと)


こういう号令で、一糸乱れずに漕ぐ訓練の教育効果は分かる。


でも、櫂に挟まれると、指なんか簡単に潰れてしまう。


一度、橋脚に櫂が挟まれて、そのまま櫂がへし折れたことも経験した。


すぐに身をかわさないと、太い櫂がこちらにぶっ飛んでくることもある。


経験から言うと、カッター訓練は男子高校生以上が適切じゃないかな。


カッター訓練を全国的にすぐに見直すべきでしょう。


・・・・・・


直接の事故原因は、荒波の中、カッターに生徒を乗せたまま、強引にモータボートで曳航したこと。


しかし、その前にいくらでも事故原因が隠されている。


子供に責任は絶対にない。


大人に責任がある。


今回のケースは、責任がハッキリしている。


責任者とはこういう場合に、キッチリ責任を取る者を指す。


潔く、責任を認め、償いをすべきだと思う。


・・・・・・


ちなみに、愛知県豊橋市立章南中学は、三河湾を望む土地にある。


海の恐ろしさを、十分知っている学校のはずなんだけれどね。