・・・・・・・っということで、メールがビジネスの世界で使われ始めた頃、
隣の席の同僚にもメールを使うなんて聞いて、ヘェ~~!っと思ったものである。
その方が、相手の仕事のジャマにならないという理由だった。
確かに、時間が出来たときに読めばいいわけで、それはそれで麗しい心遣いだと思わなくもない。
昔、マクルーハンという社会学者?がいて、
「電話が鳴ったら、例え銃の撃ち合いの最中でさえ、受話器を取り上げさせるほど、相手の事情構わず割り込んでくる」
と言っていた。
それほど、電話は傍若無人なものなのである。
それに比べ、メールはなんと優しいことか。
・・・・・・
でも、ホントーにそうなのかな?
メールって、無機質なんじゃないかな?
伝えられる情報量は、電話に敵わないんじゃないかな?
だって、受話器を通して聞こえる相手の声は、その人の喋りであり、抑揚、息遣いでしょ。
その中に含まれる情報は絶対にメールでは伝わらない。
実はメールを使う人たちは、それとなく感じていて、無意識に
顔文字(~o~)を使ってその足りない部分を補おうとしてるんじゃないかな?
・・・・・・
むかし、メールを上司に送ったら、後から電話がかかってきたことがある。
上司いわく、「メールを送ったなら、送ったと電話するのが礼儀だろう?」
大事なメールを見落とすことだってあるじゃないかというのが彼の言い分だった。
今では笑い話だが、彼の言うことも一理あったなぁと今では思うんです。
・・・つづく。