夜間飛行 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、昨夜は静かな夜だった。

12時前に寝たら、6時まで一度も目が醒めなかった。


・・・・・・・っで、静かな夜の連想。


突然ですが、夜間飛行の素晴らしさは、体験した人でないと分からない。


特にヘリコプターで夜の都会の上空を飛ぶと、最高の気分を味わえる。


ヘリコプターパイロットの必需品としてヘッドセットがある。

固定翼機(普通の飛行機のこと)に比べ、コクピット内での騒音が酷く、マイクを通じでしか会話が出来ないのである。

(その他にヘリコプターパイロットの必需品は、サングラスと、キャップなのだが。)

IFR(計器飛行方式)ができる固定翼なら、キャビン内の気密も保たれていているので、簡単なマイク付きイヤホンで十分なのだが、ヘリコプターは(回転翼機なので、)騒音のカタマリである。

昼間の街の上空は実際に騒音が大きいのだろうが、上空までそれが聞こえてくるわけはありません。


ところが、夜間に飛ぶと、静かなんですね。


もちろん、気分の問題で、実際に騒音が減るということは全くないのですが。


これは体験した人でしか分からないのですが、何となく分かる気がしませんか?


私が初めて夜間フライトを体験したのが、シアトル上空。


あの素晴らしさは、もう言葉や、映像、ましてや書いた文章では表現することが出来ません。


もちろん、都市の上空を飛ぶ高度には制限があります。(1,500ftだったかな?もう忘れてしまった。)


でもアメリカでは、ビルの屋上に着陸しようが、港の桟橋に着陸しようが、レストランに食事に行こうが、まことに自由。

もちろん夜でも。


そのときも、同乗したアメリカ人パイロットに、「ちょっと屋上プールを覗きに行こうぜ」なんて言われ、寄り道をしたりした。


マイアミの夜景も素晴らしい、もちろん東京の巨大な光の海も素晴らしい。


当然固定翼機で飛んでも、夜間飛行は素晴らしいのだけれど、ヘリコプターはあの高さがいいんですよね。

そして、あの視界のよさ。


サイクリック(操縦桿のこと)を最後に握ってから、もう10年以上経過するが、静かな夜の連想で、昔のことを思い出しました。