ゴリラのステップ | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・っということで、10月からゴリラのステップがついにプログラムから消える。
このクラブがオープンしたとき以来のクラスだから、かれこれ4年以上続いたことになる。


私は、このフィットネスクラブのオープンと殆ど同時に入会し、いろいろとスタジオレッスンを物色していたとき、ゴリラのステップに遭遇した。


お分かりとは思うが、「ゴリラのステップ」とは、私が勝手に付けたアダナで、正式にはIインストラクターが担当する中級ステップクラスである。


I君は他の誰よりも異なった雰囲気を持つインストラクターである。

まず、骨格が日本人離れしているのである。
筋肉モリモリなのだが、それより骨格が太いという感じである。
日本人は、(体幹っというのかな)線が細い。


次に、顔の彫りが深い。
・・・・・・っというと、ハンサムな西洋人的な顔を連想するかもしれないが、類人猿に近い。
ウ~ン残念。
そう、ゴリラに近いのである。


その彼が、髪を茶色に染めているのである。
どう見ても、日本人じゃァない。(一応人類であるとの前提で。)

彼から聞いたのだが、よくガイジンから声をかけられるそうだ。
コレも彼から聞いたのだが、ハーフでも何でもなく、生粋の日本人だそうだ。
当然、英語は話せない。

ガイジンの方も驚くだろーナ。
同胞かと思って、気安く声をかけたら、コテコテの日本人だったとは。


じゃあ、コテコテの日本人かと思うと、これまたチョット違うのである。


何度も言うように私は目が悪い。
自慢じゃないが、耳も遠い。


彼はボソボソッと話す。
体格に似合わず、腹に力が入っていない。

One Stop、Two Stops・・・・というところを、ワン・ソン、トゥー・ソンと聞こえる。

ボソボソで、口をすぼめてソン・・・っだ。
てっきり、フランス系の外人だと思った。(これも自慢じゃないが、フランス語は全く知らない。)

・・・・っで、カミサンに面白い混血のインストラクターがいるぞ、ゴリラのステップって言うんだ
・・・・っと紹介したら、カミサンも即気に入ってくれた。
なにしろ、独特の雰囲気があって、面白いのである。


次に、日本人インストラクターと違うのは、リズムが独特なのである。
必ずタイミングを外すステップが加わっている。


彼のレッスンの構成は、1ヶ月同じ振り付けで通す。
目指すレベルは、中級よりチョッと上。
それを、1ヶ月かけてマスターするというもの。

かなり凝った振り付けである。
最初は、皆戸惑う。
でも、1ヶ月の間に4回~5回繰り返すわけだから、そのうちに出来るようになる。
彼としては、もう少し上のレベルも用意しているようだが、難しすぎるとある程度までで妥協しているようだ。

こういったレッスンの進め方は、受ける方としても達成感を得られるので、とてもよいやり方である。


・・・・・っじゃあなぜ、彼のクラスがなくなるのか。
今日のレッスンも参加者が非常に多く、人気が衰えたわけでは全くない。
クラブ側からクビになったのではなく、間違いなく彼の事情で止めたのだと思う。


・・・・っとまあ、何はともあれ、会員側としては残念なことである。


最後に、他の男性インストラクターと違うのは、生活感が全くないことである。
コイツは一体何を考えて生きているのかァ?・・・・ってぇくらいに分からない。


ガイジンでもなく、コテコテの日本人でもないI君って、一体何者????

10月のプログラム改定で、クラブ名物のゴリラワールドがなくなるのは、とても残念である。