[19日 ロイター] 米リーマン・ブラザーズ・ホールディングスが保有する集合住宅所有・開発のアーチストーンは19日、新規株式公開(IPO)により最大34億5000万ドルを調達する計画を明らかにした。米国の商業用不動産経営・開発会社としては過去最大のIPOとなる。
IPOが年内に実施されれば、フェイスブック(FB.O: 株価 , 企業情報 , レポート )、スペインのバンコ・サンタンデールのメキシコ子会社(SANMEXB.MX: 株価 , 企業情報 , レポート )に次いで今年3番目の大型IPOとなる見込み。
アーチストーンの申請書類では売り出し予定株式数や価格は明らかになっていない。一部のアナリストは同社の価値を約160億ドル相当とみているものの、資産売却を行っているため算定が困難となっている。
同社はニューヨーク証券取引所に「ASN」のシンボルで上場する予定。
IPOの引受幹事はシティグループとJPモルガン。
米証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、9月30日時点で同社は米国内で169の集合住宅(アパートメント)に5万4442戸の住宅を所有または権益を保有している。
アーチストーンは、大規模で極めて魅力的な不動産のポートフォリオを抱えるものの、リーマンが経営破綻した主因の1つにも挙げられている。
アーチストーンのIPOは、米投資ファンド大手ブラックストーンのヒルトン・ホテルズなど他の不動産関連企業のIPOに向けた環境を計る試金石としても注目されている。