anemone 2023年10月号に興味深い記事がのった。

 

 

カムナ代表理事 スセリさんによる「ピラミッドはスサナル神が造った 次元変換装置」という文章である。

 

この中にエメラルド・タブレットについての興味深い言及があるので、紹介したい。

 

それは、カタカムナのシステムが搭載されたスーパーコンピュータとしてのスーパータブレットにふれた部分で、そこに次のように書いてある。

 

現象世界では、スーパータブレットはクリスタル(珪素)でできた有機画面で、珪素のもとである珪藻が光合成して情報更新します。そのときエメラルドグリーンに光って見えるため、エメラルドタブレットと呼ばれるようになったわけです。(19頁)

 

確かに、エメラルド・タブレットの写真と称するものを見ると、そのようなものに見えなくもない。が、この記述について詳しく知るには、元の著『カタカムナ方程式』に当たらねばならないだろう。この書は大変な稀覯書のようである(国会図書館には収められている)。

 

 

本号には、中今悠天さんへのインタビューがあり、そこにトートへの言及がある。これも興味深いので紹介する。

 

彼(トート)は何度も転生している、地球ロゴスの一人です。クマラ族が4つに分かれる前の存在の一部でもあります。

 クマラは4人でひとつです。サナトクマラだけが有名になってしまいましたが、別のクマラもいる。クマラ四体のうちの一人がトートです。この四体というのは役職なので、時代によってメンバー(魂)が変わりますが、初期はトートがそうでした。(20-21頁)

冒頭にイーロン・マスクが登場するDNA書換えについての動画で、エメラルド・タブレットに言及があった。次の動画だ。

 

 

この動画で出てくる本は Bill Carson の著作。

 

Compendium of the Emarald Tablets (2019)

 

 

この本ではきちんとドーリル博士への言及がある。

 

 

上の動画の元になった Bill Carson の動画は次のもの。

 

 

エジプトの大ピラミッドで、これまでに知られていない未知の通路が見つかったと、2023年3月1日に発表されました。

 

[AP Photo/Hassan Ammar, File / The Egyptian Ministry of Antiquities/Handout via REUTERS]

 

日本での報道1。

 

 

日本での報道2。

 

 

2つめのNHKの記事では次のように書かれています。

エジプトを代表する考古学者のザヒ・ハワス氏は、「この通路は今世紀最大の発見だ。調査を進めてくれたすべての人々に感謝したい。私はこの通路の下に何かが隠されていると信じていて、数か月後にはその結果もわかるだろう。今回の発見はピラミッドのさらなる秘密の解明につながるだろう」と話し、今回の発見の意義を強調しました。

このハウス氏(Zahi Hawass)は、エジプト考古相をつとめたこともある、有名な考古学者です。

 

ハウス氏のもとで短期間調査をおこなったことのある、エレナ・ダナーンさんが、サラ博士(Michael Salla)との対談で、興味深いことを語っています。

 

ダナーンさんの見るところ、この新発見の通路は、通路であるから何かにつながっているはずだと、その先に、ピラミッドの地下に、何があるかをハウス氏はご存知のはずであると、述べています。

 

過去にもハウス氏はピラミッドに関し重要な発表をしているのだが、その1週間後に撤回するなどのことがあった。それは、フリーメースンが抑えているのだとのことです。

 

そのダナーンさんとサラ博士の対談の動画があります。

 

佐野美代子さんが同時通訳をつけた日本語版では4分半頃から、上の点に関するダナーンさんの発言が聞けます。

 

 

オリジナルの英語版では4分20秒くらいから、そのダナーンさんの発言が聞けます。

 

 

今回のピラミッド新通路発見は、ドリール師がエメラルド・タブレットに関して述べているところにつながるものを含んでいるかもしれません。その〈真相〉を抑えている力が取れれば、本当のことが明らかになるでしょう。

前回の記事

 

 

で取上げた本『伯家神道の祝之神事を授かった僕がなぜ』の続編

 

保江邦夫『古神道《神降ろしの秘儀》がレムリアとアトランティスの魂を蘇らせる時』(ヒカルランド、2014)

 

 

についても紹介します。前著がアトランティスとすれば、本書はレムリアに焦点を当てますが,ピラミッドの間のメカニズムは本書で明かされるからです。

 

 

 

 野生のイルカと泳ぎたくなった!

 

柄にもないことを考えた。野生のイルカと泳ぎたくなったのである。

本書ではハワイ島沖にゴムボートでイルカと泳ぎに行っている。日本だと御蔵島か白浜か。

なぜこんな気になったのか。イルカと泳ぎたい気持ちは言語化するのがむずかしい。たぶん、ことばにできない、なにか目に見えない領域の動きに関係している。



本書は、『伯家神道の祝之神事を授かった僕がなぜ』の続篇といえる。舞台は、前作がエジプト、本作がハワイ。エジプトがアトランティスの心、ハワイがレムリアの残り香に関る。

と述べたところで、ふつうの読者には荒唐無稽な話と映るのは必定。しかし、エジプトの大ピラミッドの王の間のメカニズムは本書で初めて明らかにされたので、単なる旅行記と思わずに読む価値がある。ただし、量子場脳理論に関心があればの話だが。これは理論物理学者にしかできない解釈だ。



物理学者で柔術家の著者はなぜハワイに来る決心をしたか。著者が創始した柔術の道場をハワイで勝手に始めた人たちが、ぜひとも本物の指導をしてくれと依頼してきたことがきっかけだ。

ハワイにいる間に著者は特別な出来事と人物に連続して遭遇する。中で特筆すべきは、「トミヒサ」老人と、妙心寺の山下住職だろう。

「トミヒサ」老人は、日本でTVの撮影の仕事をしていたときのことがきっかけでハワイに逃げてきた。その後、自身の体験を本の形で出版している。本書では「無名士トミヒサ」の著者名で出したとあるが、その名では見つからない。おそらく〈ノーマン・xxヒサ〉名の本がそれに当たるのだろう。ノーマンは『オデュッセイア』の主人公の名だ (ウーティス)。そのようなペリぺテイアが調べたかぎりでは4冊の本にまとめられている。

もう一つの妙心寺のお坊さんは、もとイタリアでオペラ歌手でデビュー寸前だったところを、ある決意の元に仏門に入った。その彼に、柔術の稽古の道場でカトリックのグレゴリア聖歌のような歌をうたってくれませんかと著者が依頼する。結果は、その柔術が発祥したモンセラート修道院の「荒行」の原点のような体験になった。

 

 

[追記(2023年3月17日)]

 

上記でふれた〈ノーマン・xxヒサ〉について、調べようとする人のために、参考までに書名をひとつ挙げておきます。

 

『宇宙の鼓動』

 

という題の本が今でも入手可能かもしれません。