風印 -windmark- -5ページ目

風印 -windmark-

「遠くふけふけ、どこまでも。」

濡れて帰った 灰色の9時半
どうにも寂しくなりまして
カーテンを閉めきって つぶやいてみる
あぁ 明日もきっと雨だろさ

ベッドでうずくまる 深夜2時半
ようやく雨の音が止みまして
まどろみながら つぶやいてみる
あぁ 明日はきっと晴れてるや


そんな心を知ったかのように
音を立てないように降る 白い粒たち
ふわり積もって あなたを待ちます
そんな優しさすら感じる 銀色の7時半


#Gray2Silver
脳冴える夜に骨まで溶かされた
緑色の形状持たぬ集合体
カーテンのわずか2cmから射す朝日に
僕はにわかにヒトの形を取り繕う

現実という肌色の夢から覚めるまで
日常を どろりと滑り抜ける
あぁ 半日後には 戻りましょう
さぁ 半固体へと 蕩けましょう


#AmebaOnAmeba
無造作で 無感情で 無神経
そんな誰かを見つけたら
そんな私を見つけたら
顕微鏡で 覗いてみてください

何色にも見えない 何色にでも見える
そんな光を放つ キラメキが
花火のような 超新星のような 
そんな軌道を描く 鼓動が
折り重なって 無二の光景を描いています
積み重なって 無二の僕を形づくっています
16万色をミクロに詰め込んで
いつかどこかで あなたに届けます


It may be named a MICRO/KALEIDO-scope.


#MicroKaleidoScope
定石や常識の すべてを忘れて
孵る前から 空のみを目指す卵のように
孵るや否や 空に向かい飛ぶ鳥のように
結局ぼくは 飛び立つことを選んだ

果てのない懐に この身を抱かれて
当てのない答えに この目を凝らす
その手が握るペンは 赤か黒か
その目が選ぶ世界は 白か青か


#Sky&Eggs
「孤独が味方になる」と言った人がいた
それを知るのは、誰かと過ごす僕だけなのだろう
だったら 大きく手を広げればいい
だったら 大きく扉を開ければいい
はずなのに


純情という名の舞台の
一途という名の主人公か
妥協という名の舞台の
臆病という名の主人公か

僕が作ったこのストーリーの
結末を書くのは 僕じゃない
客席にたったひとりの観客
世界でたったひとりのあなた


#FromKK
傷を舐め合って 抉り合う
流れ出す血を絶やさないように
体を擦り寄せて 押し付ける
その温かみを感じあえるように

日常を過ごす為の笑顔さえ
僕は失くしてしまった
差し出された手の握り方さえ
僕は忘れてしまった


#SelfIsolaters
「ただ同じ空を見上げたい」
そんな月並みな願いすら叶わない
「ただ今のふたりを繋げたい」
そんなささやかな想いすら届かない

見上げる遥か遥か壁の上
繋げる僅か僅か細い線
諦めれば諦めるほどに
遠ざかれば遠ざかるほどに
その輝きは妖しく僕を魅了する

#TheSimplestWill


そして僕は生まれ変わった
同じ道を同じように歩くために
そして僕は生まれ変わった
何一つ変わらぬままでいるために

そこに僕という形を維持させるために
駆り出されたニセモノの細胞たちが
必死で身を捩って生きている
タイトルは不変、中身は進化論。


#Rebirth2ndComing
自分だけが知る その高鳴りを
包み隠して 作った言葉
届かぬ想いは 届かぬままに
鼓動と孤独のリフレイン

自分さえ知らぬ その喜びが
滲み溢れて 作ったコトバ
気づかぬ想いは 気づかぬままに
迎合と抵抗のリフレイン


on-line, or on your-line?




#(WantTo)StandAlone
足りない何かと 得た何か
もう少しだけ もう一歩だけ
そうして破れた スニーカーの底
『ごくろうさま、ありがとう。』

失くした何かと 目指す何か
もう少しだけ もう一歩だけ
そうして刻んだ 無数の足跡
『お見送りかい、ありがとう。』

信じたぼくと 変わるぼく
やっと この分かれ道を踏み出す時に
そんなキザな台詞を残して
また恰好つけて 行くつもりかい?

足りないものも 失くしたものも
全部まとめて 君なんだよ
手にしたものも 目指すものも
泥ごと全部 かき集めて
『これからも、よろしくね。』




#Departure