ウサギは、アルバイト先のとある酒場で雇われ店長に任命されます。
ほんとは“辞めたい”と言ったのですが…、
“今辞められると困るから!”
と、まさかの昇進。Σ/(◎ω◎;)\???
別店舗を任されてしまいます。
ウサギは口下手で、
且つ、
宣伝と言う手法が嫌いでしたので、
基本、その“別店舗”は暇でした。
綺麗なお酒を呑み比べ
好きなお酒を探し出したり、
魔術の練習をしてみたり…
って油断していると、
まれに客が来ます。Σ ̄(◎д◎;) ̄ビクッ!?
本店でウサギを気に入ってくれた方が、
出店先を聞いて来てくれるのでした。
そんなマレビトの中の、ある巨人族のお話。
巨人の目は濁って輝きを失っていました。
余りに寿命が長いせいで、
余りに多くのモノを見すぎていて、
美しいモノを見て心を和ませても、
その次の瞬間には
それを奪い合うモノ達や、
妬んで破壊しようとするモノ達で
眼前を埋め尽くされる事の繰り返しだった為、
自分自身の指で眼を貫いてしまったとの事。
異世界から突然やって来て、
好き勝手に生きいていて、
巨人の見たことがない世界の話を、
結末も知らぬまま話してくれるので、
“ウサギさんの店で酒を飲むのは楽しい”
…と語ってくれる彼女の事を、
ウサギも嫌いにはなれないのでした。
彼女の、今の旦那様を巡る、
トロイア戦争並みの迫力有る恋バナも、
ウサギの御気に入りの話ですが…、
それは…
今では、秘密基地の管理人だけしか知らぬ、
遥か昔の物語。

