まず、最初に発表された
ファイザーのワクチンについて。
18~85歳の4万3998人の被検者を
1対1で分ける。21,999人ずつ
てことね。
片方のグループはワクチン接種
もう片方は非接種。
その後、感染者は94名でで
その内訳は、
ワクチン非接種グループ(プラセボ)
86名/21,999名
ワクチン接種グループ
8名/21,999名。
で、「有効性」っていう言葉の
意味が分からなかったので
ググってみたら、
上記の数字を使うとこういう計算式。
8÷86=0.093
↓
1-0.093≒0.9087
↓
90%を超える有効性が示された!
という発表。
グループ毎でみたら8名と86名だから
確かにワクチン接種グループの方が
感染者が全然少ないって言いたいのは
わかるけど。
単純にそれぞれのグループの
「感染率」で比較すると
86/21,999=0.39%
8/21,999=0.036%
でしょ。
10倍近い差はあるにしても
ワクチン接種していないグループの
感染率が0.39%ってことは、
逆にいうと、
99.61%の人は、
ワクチン接種してなくても
感染しなかったったという事実。
これを発表して、
なんになるのかがよく分からなかった。
有効性って言葉で評価すること自体が
そもそも間違っているような・・・
ファイザーの治験内容に関して
数値的なことは
日本語のサイトだとここに載ってます。
そのあと発表された
モデルナのワクチンは有効性94.5%。
これも一緒。
被検者3万人を15,000ずつに分けて
ワクチン接種グループは
5/15,000で感染率は0.33%
ワクチン非接種グループは
90/15,000で感染率は0.6%
つまり、99.4%がワクチン無しでも
感染しなかった。
でも有効性で評価すると、
5/95=0.055だから、
94.5%の有効性!
もう、いいわ・・・
こんな発表を見ても、
本当にワクチンに期待しいいのか
分からない。
このニュースに株式市場もかなり
反応したけど、
もし、今後ネガティブなニュースがでたら、
その反動はとんでもないかも。
個人投資家はしばらく
損切り設定やトレイリングストップを
忘れずに。