【4年前、鮮明に残る二人の印象】 | Live with Max.

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世の中のあらゆることは、人間関係に行きつく。
そんな視点でいろんなことを考えながら書いています。

本当は先週更新したかったのです
が、色々とありお休みしてしまい
ました。

ちょっと時間がたってしまいまし
たが、先月ご招待していただいた
会員様の披露宴で感じたことを
お伝えしたい。



3月30日。
会員様のSさんとCCさんの結婚披
露宴へとご招待をいただき、タム
さんと共に出席させていただきま
した。

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タムさん盛り上がっています!
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ご本人は、ブログに名前を出して
も全然構わないとおしゃって下さ
いましたが、あえて愛称で。


ブログにお二人のことを書かせて
もらっても良いですか?と尋ねる
と、

『ぜひぜひ、全然大丈夫です』

とのお返事を下さいました。



僕は披露宴に参加するのは本当
に久々なのでビックリでしたが、
お二人の手作り感溢れる素晴ら
しい宴でした。僕らの祝う気持
ち以上にお二人の出席者への配
慮というか感謝の気持ちが随所
に感じられた。


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色々と具体的に書きたいところ
なのですが、なぜ僕がお二人の
披露宴についてブログにしたく
なったのかというと・・・


実は、お二人とも、僕が秋田に
着任した当初、最も強い印象を
感じていた二人だったのです。


そして僕は二人の記念すべき日
と場所へお招きをいただき。
偶然とは思えないんですね。

これは本当の話なんです。



そのエピソードをお伝えしたい
と思うのです。



まずは旦那様。
↓プロレス雑誌の表紙撮影みたい(笑)
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僕が秋田に着任してからすぐに
その存在感を感じていました。


その理由は?


僕が担当するレッスンに時間ギ
リギリか少し過ぎてから入場し
てくることがしょっちゅうだっ
たからです。目立ちました。


こっちだって気を遣うので、な
んとかもうちょっと余裕を持っ
て参加していただけないかなぁ・・・


なんでいっつもギリギリなの?


たまにならまだ良いが、僕の
中では

『またかよ・・・』


あまりにも頻繁なので、そんな
風に見ていたんですね。


それから暫くして僕はその理由
であろう事実を知った。


当時、旦那様は秋田から車で1
時間くらいはかかるであろう職
場で働いていたのでした。
冬場なんかはそれ以上に時間が
かかって大変だっただろう。


職場から直接来ているのか、あ
るいは一旦自宅に戻って一息付
き、準備をしてから急いでゲオ
フィットネスへ向かっているの
だろうか。


そんな遠い職場へ通勤している
のですから、当然夜は遅い時間
にしかご来館出来ないので、ご
退館のお時間もいつも閉館間際。


いずれにせよ、そんなライフス
タイルの中、平日の夜も毎日の
ようにご来館して下さる。



時には間に合わず、スタジオの中
を見ながらフリーウェイトゾーン
へトレーニングへと向かう姿を見
かけることもしばしば。


それに気づきながら、

『なんで参加したいなら、ちゃん
と時間までに来れないんだろ?』

そんなことを思うこともしょっち
ゅうだった。


遠い職場との行き来にも関わらず、
毎日のように通って下さるお客様
に対してだ。

僕が当初思っていたことを、お詫
びし額を擦りつけて感謝したい気
持ちに変わったことはあなたにも
ご想像いただけるのではないでしょ
うか。


『なんで時間に余裕を持って来館
してくれないんだろう』

と思っていた僕は


『大丈夫かな?今日は間に合うか
な?』

と心配しながら、スタジオの前
から僅かに見える男性ロッカー
入口と時計へ、祈るように交互に
目線を動かすことも多くなってい
た。


レッスンに間に合わなくてもトレ
ーニングをする。例えジムが利用
出来る残りの時間が10分しかな
くてもお風呂だけで帰ることなど
ない。ギリギリまでトレーニング
をするのが当たり前の光景。


僕だったら10分トレーニングの
ためジムになんか絶対に行かない。
諦めるだろう。


今では、以前より更に遠い職場に
変わっているが、その姿は変わら
ない。ずっっと変わらない。

10分しかトレーニング出来ない
のに、着替えてジムに来る人がい
るだろうか。

同じ一人のトレーニーとして、頭
が下がる思いだ。それが秋田に来
た時から、今も変わらぬ旦那様に
対する僕の印象。




そして奥様のCCさん。
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旦那様より強烈だった。

僕が秋田に来てからの初レッスン。
今も変わらず担当している火曜日
ラストのコンバット。

当時の参加者数は多くて25名程度。
しかしその夜38名がご参加。

新しいイントラがどんなものか?

おそらくはそんな感じでお集まり
いただいたのだろう。


レッスンの序盤で、僕がコリオの
キュー出しを間違ってしまい、後
から修正しようとしたが、全参加
者の中でCCさんだけが間違いに気
づき、一人だけ本来の動きをし始
める。


プレコリオのイントラにとっては
一番痛い瞬間の1つだ。


『うわ~やっぱり秋田にもいるん
だ、こういうお客様が。やりにく
いな。気づいてもイントラの言う
通りにやってくれよ!』

何故なら、一人異なる動きをする
CCさんの近くの人達が戸惑いを感
じ、動きが止まったり、バラバラ
になってしまっていたから。


今でこそ、僕は

『プレコリオなんだから間違うイ
ントラが悪い』

と反省するようになったものの、
当時はそういうお客様が苦手で苦
手でしょうがなくて、正直に当時
は出来れば避けたい気持ちも持っ
ていたように思う。


これが初レッスンでお会いした
CCさんなのです。


そしてレッスンは中盤にかかった
あたりから皆さんの声出しがどん
どんエスカレート。気合が入る。


打撃の度にスタジオに響く
『hey! hey!!!』の大声量。

お客様が盛り上がってくれるのは
別に構わないのだが、その日ばか
りは僕にとってそういうわけには
いかなかった。


何度も『曲を聴いて下さい!』と
皆にお願いするが、全く効果なし。
そう叫ぶ僕の声すらも掻き消され
る状態。


最後の曲で、遂に僕は更に大声で
叫んだ。

『最後は、NO HEYでっっっ!
曲を聴いて!』

両手の平を見せ抑えつけるような
ジェスチャーを見せながら。

一瞬落ち着いたかに見えたものの
数秒すると一人が叫ぶ『Hey!』

そしてすぐに連鎖、僕の声も
曲も瞬く間に掻き消された。


参加者を黙らせようとする僕を
みてきっと『支配的なレッスンだ
なぁ』『自分のやりたいようにや
りたがるイントラ?』という印象
を持った人もいたことだろう。

次の週のレッスン。
僕は、なぜ先週、曲を聴くように
お願いしたのかをレッスン前に
話した。


その理由は。
実は僕の初レッスンに、コンバッ
ト初参加のお客様がいたから。

レッスン前に何人かのお客様にご
挨拶出来たのですが、その時、一
人だけ入会して間もない方で『今
日、初めてなんでお願いします』
とおっしゃるお客様がいたんですね。


初参加で、あの時の雰囲気。
僕の声も聞こえない、曲も聞こえ
ない、当然お客様は動けない、自
分が何をしているかも分からない
状況だったことだろう。

それを察して、曲を聴くようにお
願いをしながらレッスンを進めた
のでした。


そんな話をレッスン前に2~3分
ほど長々と僕は語り、初めての方
がいる場合の気遣いなどについて
を教えた。


『何を突然語り始めているんだ?』

という雰囲気になってしまった中
で、僕の視界の右側で、僕の方へ
顔とカラダを向け何度も大きく頷
いているお客様が一人だけいた。


それはCCさんだった。

真面目な表情で『なるほど~』と
いった雰囲気で頷きながら僕を見
てくれていた。



そしてその翌週か翌々週だった
ろうか。

僕はスタジオ前で、CCさんから
話しかけられる。


『あの~、内海さんって何歳な
んですか?』


『33です』と答えると、


口に手を当て、物凄い驚きなが
『え~っ!若い~っ!』と後ず
さりしながら目一杯叫び、再び
前進してきて、こんな嬉しい言
葉をかけて下さった。

『何か今まで経験したことのな
い雰囲気のレッスンをしてくれ
るので楽しいです、ありがとう
ございます!』

秋田に来てから、僕のことを名
前で読んで話しかけてくれた最
初のお客様だった。


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僕は秋田に来た当時から、お二
人のことをこれほどまでに鮮明
に記憶していたのでした。


そして約4年後。
僕はお二人の披露宴の席に座る
ことになる。何とも不思議な想
いに浸りながら考えていた。

披露宴というのは、誰を招待す
るのか?

あの人を招待したら、あの人は?

どこまでの範囲にするか非常に
頭を悩ませる部分の1つ。


お客様と、表面的な関係だけで
はなく、このような本物の良好
な人間関係を築くことが出来た
嬉しさを噛み締め、僕は感謝の
気持ちで一杯になった。


素敵なお二人を見ながら、不思
議な想いと、嬉しくてしょうが
ない気持ちを噛み締めていた。


もし僕が、スピーチをしていた
としたら、こんなことを話して
いただろう。そんなことを考え
ながらこのブログを書いてみた
のでした。


※本文と写真の掲載につきまし
てはお二人より『ぜひぜひ』と
ご了承をいただいております。
お写真のご提供、ありがとうご
ざいました!

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