【スーパーで受けた意外なサービス】 | Live with Max.

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世の中のあらゆることは、人間関係に行きつく。
そんな視点でいろんなことを考えながら書いています。

先日、スーパーの『いとく』に行った時のことでした。


入り口には、カートとカゴが置かれているスペースがあるのですが、


そこに男性の従業員がいました。


多分、年齢は70歳くらいじゃないだろうか。



使い方終わったカゴをキレイにふいてそこに戻す、


という仕事をしていたんです。



そしてそこで、来店されたお客様に挨拶をして、

『いらっしゃいませ、どうぞ』

と言ってカゴを差し出してくれるんです。



私は驚きました。




スーパーで、買い物カゴをもって、お客様を入り口で


お出迎えしているなんて、今まで一度も見たことがなかったからです。



そんなスーパーありますか?




私は、それがとても気持ちよかった。ちょっとしたことですが、


出迎えてもらえるのって、やっぱり嬉しいと感じるものです。




シルバー人材の雇用にもつながっているし、他のスーパーでは


見られないサービスだし、そのおじいさんの愛想も良かったし、


とてもいいことをしているなぁ感じました。


もちろん帰る時にも、


『ありがとうございました』


と言って、カートを預かってくれました。




そういうことを、いちいち『素晴らしい!』と称賛したり、


それがあるからいい店だ、という人がいるかどうかはわかりません。


まして、直接お客様から、そのような声をいただけることなど


ないかも知れません。




それに、もしこのおじいさんが愛想のない適当な感じの人だったら


店の入り口でお客様を不快にさせてしまう可能性もあるでしょう。




だからこそ私は、その姿勢に価値を感じました。


それがスーパーという、そんなものが無くて当たり前の


場所だったからです。




普段は私もサービスを提供する側の人間ですから、


こんな捉え方をしてしまうのかも知れません。




でも、客の立場であっても、そういうサービスを受けた時に、


何も感じないような人間ではありたくない思うのです。




なかなか日中の時間に、いとくに行くチャンスは少ないのですが、


また、あのおじいさんに会えることを楽しみにしています。