ゼイナブ、魔女になる (4) | ユニークなあなたへ そのまま開いて、輝いて!  (MELのブログ)

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り久しぶりにゼイナブに会えたので、おばあちゃんはとても喜びました。



テーブルをはさんで、ゼイナブのお話を、聞きました。



さっき、ゼイナブが来る前に、庭のマンゴーの木から、おいしい実をもいできました。



それをジュースにして、冷蔵庫に入れておきました。



冷たいジュースを飲みながら、おしゃべりしています。



「おばあちゃん、私ねえ、野球がしたいんだよね。」



ゼイナブは真っ先にそのことを言いたかったようです。目をキラキラさせています。



「公園でお友達誘ってやってみたら?」

と、おばあちゃん。



「うーん、でも男の子がやることが多いでしょう?」

と、少し不安になったゼイナブに、おばあちゃんはニコニコしながら、言います。



「イブラヒム、誘ったらどうだい?あの子、近所だし、仲がいいだろう?」



「うん!でも、ほかに野球やりたいと思ってる女の子、あまり知らないんだよね」



「じゃ、ジュース飲んだら、おばあちゃんと、キャッチボールしようか。」

「え?」

「慣れてきたら、今度イブラヒムにも頼みやすいだろ?『キャッチボールできるから、一緒にやろうよ』ってね。」



「ああ、でもその前に、魔法使いの友達ができたっていう話、聞きたいな」

「ああ!仕事仲間ね。好きなことを仕事として始めて、前よりお金持ちになった友達のことさ。

その1人が、家にあった野球のボールを、この前おばあちゃんにくれてね。

草野球、みんなで楽しみながらやる野球の監督さんでね。まだ1、2回しか会ってないけど、『うちにボールたくさんあるから、おばあちゃん、お孫さんにあげたら喜ぶよ』だって!

あんたのこと、まだ1度も話してなかったのに、だよ。

そしたらゼイナブ、さっき『野球したい』って言い出したから、ちょっとびっくりしたよ!」

そう言って、大声で笑いました。

「仕事始めてから、こういう不思議なことが増えてね。

やっぱり、枠組みにとらわれないで始めたら、いろいろ変ってきたねえ。」

なんだか、ちょっと難しいことをつぶやいて、おばあちゃんはテーブルから立ち上がりました。

ゼイナブも、空になったコップを置いて、立ち上がりました。


おばあちゃんの仕事のこと。

「魔法」のこと。

キャッチボールをしながら、ゼイナブに話してくれるのでしょうか?


次回をお楽しみに!