西のほうにある国に、ゼイナブという女の子が住んでいました。
昔話や絵本を読むのが大好きでした。またテレビで魔法使いの出てくるアニメを観るのも好きでした。
あるひ、ゼイナブは、自分も魔法使いになりたいと、思いました。
本気で、そう考えたのです。
本の世界、アニメの世界がもしあるのなら、今自分が生きているこの場所でだって、魔法使いになれる。
じゃあ、なにから始めようか、と、今度はいろいろイメージを膨らませてみます。
思い立ったらすぐなんでもしてみるのが、ゼイナブのいいところです。
ほうき、杖、ランプ…。
魔法に使える道具は、自分の家にもあります。
ただ、魔法は見たことがあっても、どうしたらできるようになるか。
それがわからないことに、ふと気づきました。
魔法使いや魔女に、手紙を書いたり電話をかけたりして、たずねることはできそうにありません。
インターネットで、魔女(ゼイナブは女の子です)になるための学校も、教科書について調べるのは、難しそう。
もう自分で1から、始めるしかなさそうです。
さあ、これからゼイナブは、どうやって「魔女」になっていくのでしょう。