きっと、できるようになるから! | ユニークなあなたへ そのまま開いて、輝いて!  (MELのブログ)

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こんにちは!MEL(メル)です。ブログにおこし下さり有難うございます!ブログでは、スピリチュアルな体験、気づき、日々考えていることを気の向くままに楽しく書いています。firesteのセッションについてはプロフィールをご覧下さい。ゆっくりくつろいでいってください。

あるところに、小さな妖精が住んでいました。

遊ぶことが大好きな、元気な妖精です。

ただ1つだけ、苦手なことがありました。

木登りが上手にできなかったのです。



その村では、みんな木登りができなければ、なりませんでした。



なぜかというと、妖精たちはみんな、木の周りでで生活していたからです。



木の下には花がたくさんなっていて、その花のみつはとてもおいしいし、栄養がありました。





そのみつや草の種でも、ちゃんと生きていけます。

でも、木の上には、もっとおいしい果物が、たくさんなっています。





小さな妖精は、生まれてすぐに、木に登る練習を始めました。



お父さんやお母さん、お兄さんやお姉さん、それに友達が、上り方を一生懸命、教えてくれました。



でも、何年たっても、どうしても上手にできませんでした。



ほかのことは、みんなできるのに…。



それを見て、周りの妖精たちは、だんだんイライラしてきました。



一生懸命に教えてあげているのに、ちっともうまくならないからです。





ある日、小さな妖精は、木の根元で休んでいました。

お昼を食べたあと、夕方まで、木登りの練習をしていました。

なんとか、できるようになりたい!

ずっとあきらめずに、練習をつづけていたのです。



でも、今日もできないまま、1日が終わりそうでした。





そのとき、空にへんな形の雲が浮かんでいるのが、見えました。

1枚の画用紙のような、不思議な雲でした。

「木登りの練習、がんばっているねえ。



1人で、あきらめないで、よくやっているよ。

少し休んでみない?」

雲が妖精の子に、話しかけてきました。

「うん…。でも、できるまでやらないと、おいしい果物を食べられないんだよ。

みんなにもめいわくかけてばっかりで…。僕が上れないせいで、みんなを怒らせてるし…。」

すると、雲が言いました。

「とりあえず、好きなことを、描いてごらん。

僕は画用紙みたいに平らだから、好きなものを描けるよ。」

妖精が右手を上げると、その手の形が、空の雲にはっきり描かれていました。



そこで、妖精は、夕日がしずむまで、雲に絵を描きつづけました。

好きなこと…。

お父さんお母さんの絵。



去年の夏、みんなで海へ行って集めた、貝の絵。



大好きな草笛をふいている自分の絵。



友達とかけっこの競争をして、1番になったときの絵。

すきなもの、できることを、たくさん描きました。

「あ、もう日がしずむ!日がしずんだら、僕は消えてしまう。

でもその前に、…」

雲が言いかけたとき、太陽が、山の向こうにしずみそうになっていました。

思わず妖精は、両手で木にだきつきました。

そしてさっきのように、右手を空に向かって、伸ばそうとしました。

すると右手の指が、太い、しっかりした枝を握りしめていました。

そのまま、知らないうちに、木を上りはじめていたのです。



1本の大きな枝のところで、空を見上げました。

雲は、日がかげったので、消えてしまっていました。



「もうなにも、描けないの?」

妖精の子どもは、悲しくなって、木から下りて、走って家に帰りました。



みんなに、さっきのことを話しました。



すると、お父さんが、ニコニコして言うのです。

「心配しなくてもいいよ。

ああいう、平たい雲は、空によく浮かんでるよ。」

お母さんも、ニコニコしながら、言いました。

「その雲がまた空に浮かんだら、いつもの木の枝に乗って、絵を描いてみたら?



そうそう、あなたが生まれた日の夕方、さっき話してくれたのよりも、もっと大きくて、りっぱな雲が浮かんでいたっけ」





次の日からもう、妖精の子は、木登りが上手になっていました。

そして、枝の上で、雲に好きな絵を描くのが、楽しくなっていました。

それで、いつの間にか、村で1番、木登りのうまい子どもになっていました。

みんな、とてもほめてくれました。



今ではほかの妖精の大人や子どもたちと一緒に、木の上でおいしい果物を、食べています。



ただ1つ、みんなと違うことがあります。

雲に描いた絵は、妖精の子だけにしか、見えません。









これで、このお話は、おしまいです。