私は小さい時から父に「お前が一番かわいい」と言われて育ちました。
よく考えてみたら、兄がかわいそうよね
むかーしむかしのブログにも書いたことがあると思うのですが…
私が子供のころ、母と父に「崖に私とお兄ちゃんとお父さん(お母さん)がいて、一人しか助けられないなら誰を助ける?」と聞いたことがあります。
母は「選べない。」と言いました。
“父の中で私がナンバー1”と自負していた子供のころの私は、父はきっと“私”を選ぶだろうと思っていました。
ところが、父の答えは意外にも「K子(母)」でした。
父曰く、父が母と結婚したから兄と私が生まれたわけで、私たち子供はそのあとからついてきたのだと。
だから、父の一番は“母”でした。
今回の日本帰国中、兄家族もみんな揃っているときに、なぜかそういう話になって、兄が父に「おかんと、シェコ、どっちが大事?」と聞きました。
すると、父は「う…ん、それはやっぱり…」と悩んだ結果…
「シェコだなぁ。」
私もそうでしたが、たぶん兄も母も“母”が選ばれると思っていたのでびっくり!
シェコなんかーい!
と、みんなで大爆笑でしたよ。
約30年以上経って、私が父の一番に選ばれたのでした
「もー、毎日看病してるのは私なのにー!笑」と笑いながら母。
そして…
大爆笑してたけど、選択肢にも入っていなかった兄って一体…
でも、一つ言えるのは、
私も兄も母も、父にすごく愛されていたこと。
これは真実です。
妻や子供たちに、言葉で、態度で、ちゃんと愛を伝えていた父は、私の両親の世代では珍しいほうかもしれません。
もちろん、私の父は完璧な父親でも、夫でも、人間でもなかったけれど、私にとってはよき父親でした。
最初から最後の最後まで…。
私もダンナとピピウを大切にしようと思います。
言葉でも態度でも、大切な家族にちゃんと愛を伝えられる人間でありたいと思います。
父のように。
インスタしてます。
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