バイリンガルへの道 ~イタリア語→日本語~ | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

日伊ハーフ、5歳8か月の息子。

 

住んでいるのはイタリア。

 

私との会話、週1回2時間の日本語補習校以外で日本語を使うことはまずありません。

 

 

保育園へは行かず、3歳まではずっと私と一緒にいたので、話し始めたころは日本語優勢でしたが、3歳から幼稚園へ行き始め、イタリア語漬けの生活になって2年半…

 

 

現在、イタリア語優勢…と言えるでしょう。

 

 

 

 

 

 

ただ、習慣とは恐ろしいもので、イタリア人たちとずっとイタリア語を話しているにもかかわらず、私と話すときは必ずといっていいほど日本語で話しかけてきます。

 

幼稚園に入ったころだったかな?の時は一時、私にイタリア語で話しかけてくることもありました。

それを叱ったことはありませんが、あまりにもイタリア語で話しかけてくると、

「マンマさ、日本語の方が上手だから、日本語で話してよ。

イタリア語より日本語の方がマンマはよく分かるから。」

と言ってきました。

 

ま、実際、それは嘘ではない真顔

 

 

今では、ダンナにもわかるようにわざとイタリア語でピピウに話しかけると、

「マンマ、日本語で言って!」

と言ってきます。

 

私がイタリア語で話すと違和感でもあるのでしょうか?滝汗

 

「バッボ(パパ)にも分かるようにイタリア語で話してるんだよ。」

と言うと、

「マンマは日本語で話して!」

と言うので、日本語で話すと、後でその内容をイタリア語でバッボに訳しています。

 

 

日本語からイタリア語への訳はかなり上手にできていると思います。


また、イタリア人にはイタリア語、日本人には日本語で話す際の切り替えも上手くできていると思います。

ずっとイタリア語で話していても、日本人を見ればすぐに日本語になりますし、その逆も同じです。

見ていて、よく混乱しないな~と感心します。

 

 

 

ただ、イタリア語優勢だなと感じるのは…逆の場合。

 

最近、イタリア語を日本語に直訳するようになってきたからです。

 

 

 

 

以前、ピピウと話していると…

 

「マンマ、ミルクの歯、いつ取れる?」

 

と聞いてきました。

 

 

“ミルクの歯”?

 

“ミルクの歯”…

 

 

 

乳歯!?ポーン

 

 

 

乳歯のことをイタリア語では“i denti da latte”と言います。

 “denti” “歯(複数形)” “latte” “ミルク/乳” という意味です。

 

 

日本語でも漢字で書けば意味はイタリア語そのままなんですが…

音読みをするので、“ミルクの歯”と言われると、漢字を連想するまで思いつきませんでした。

 

ピピウは“乳歯”という日本語を知りません。

なので、イタリア語を日本語に直訳して私に話したのです。

 

 

 

 

 

 

他にも直訳するといえば…

 

“シャワーを浴びる

 

って言いますよね?

 

ところが、ピピウは何度訂正しても

 

“シャワーをする

 

と言います。

 

なぜなら、イタリア語で“シャワーを浴びる”“シャワーをする”という言い方をするからです。

 

日本人でも“シャワーをする”と言う人はいますが、私は“シャワーを浴びる”と言うので、ピピウの場合はイタリア語を日本語に直訳していると思われます。

 

 

 

 

 

また、イタリア語の文法はほとんどが日本語の文法と逆になります。

 

例えば、

 

Aくん の おかあさん

 

がイタリア語では

 

おかあさん の Aくん

 

という語順になります。

 

 

 

 

ピピウ、これ、よく間違うんですよ。

 

 

 

 

普段よく使うフレーズは間違えません。

 

「バッボの車」

 

とか、

 

「ぼくの家」

 

とか。

 

 

 

ただ、幼稚園でよくイタリア語で使っているだろうフレーズを日本語で言うとき

 

「おかあさんのAくん」

 

とか、

 

「おもちゃのBくん」

 

といった言い方になるのです。

 

 

 

他にも、

 

~て あげる

~て もらう

~て くれる

 

の区別がはっきりついていません。

 

 

 

 

 

形容動詞の否定形を形容詞の否定形で言ったりもしてしまいます。

 

“きれいじゃない” が “きれくない”、“すきじゃない” が “すきくない” …など。

 

 

 

 

 

間違うたびに訂正するようにしていますが…

 

私のイタリア人生徒さんたちと同じ間違いをするのが笑える。

(実際は笑わないけど。でも、面白いなーと思います。)

 

 

 

 

 

 

イタリア語も時々、動詞の活用を間違えているときがありますが、イタリア語は日本語よりは間違えていないと思うんです。

 

 



最近、イタリア語→日本語の直訳が多くなってきたのは、イタリア語の語彙の増加に比べ、日本語の語彙の増加が追い付いていないからだと思われます。

 

あと、日本語での言い回し慣用句の不足。

 

ま、まだ5歳なのでね。

あまり慣用句を知らなくても、普通かとは思うのですが…。

 

 

私が使わなければ、日本語で本が読めなければ、それらをピピウが知ることはないので、難しいなと思います。

 

 

 

私と日本語で話そうとしてくれるうちが華!

 

できるだけ年齢に合った日本語を吸収させてやりたいとは思います。

 

 

 

イタリア語と競わせるつもりはありませんが、自然な日本語が話せるレベルが今は目標ですかね。

 

 

 

バイリンガル教育は難しい!

 

 

 

 

 

 

 

 


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