タイトルは…
今朝、聞いた言葉です。
ピピウをサマースクールへ送って行って、帰り道のこと。
ピピウと幼稚園は違うけれど、数年前に近所の公園で知り合ったピピウより1歳下の子が今年は同じサマースクールに通っていて、そのお母さんと帰り道が一緒になり、立ち話していたときのこと。
彼女のお子さんはピピウより1歳上の娘さんとピピウより1歳下の息子さんの二人。
「夫は3人目をっていうんだけど…
子育てを手伝ってくれる私の両親も夫の両親もフィレンツェにはいないし、仕事もしたいし…現実的ではないわ。」
と。
そうだよね。
うん、うん、分かる。
子供一人でも大変だもん。
そして、さらに話し続けるそのお母さん。
「一人目もね、実は妊娠するのに10年かかったのよ。
一人目ができたとたん、二人目はけっこうすぐにできたのだけれど。
だから三人目といっても、できるかどうかも分からない。
最近は不妊治療で大量の薬を注射したり、体外受精をする人も多いけれど、体と心に大きな負担がかかるし、体外受精となるともう手術でしょ?
私には不妊治療はできないわ。」
と。
そうだよね。
本当にそう。
体と心、そして経済的にもかなりの負担になる。
通院も大変だし、ホルモン注射も大変。
時間とお金に羽が生えて飛んでいくよ。
体外受精って本当に手術だよ。
ま、私もしたけどね
そして、いい結果は一度もでなかったけどね
とは声に出しては言いませんでしたが。
私はピピウを妊娠する前に不妊治療をしていました。
別に隠すことでもないので、言ってもよかったのですが、そのお母さんとすごく仲良しなわけではないし、子供を送った帰り道の立ち話。
そんなに深い話をするようなシチュエーションでもなかったので言いませんでした。
聞き流しました。
このお母さんは別に不妊治療を批判しているのではなく“自分がするとしたら無理”という意見なのだと思います。
それも一つの意見として、もちろん批判されるようなことではないと思います。
ただ…
体外受精までしても
自分の心と体をボロボロにしても
それでも子供が欲しい
と思って頑張っている人は
たくさんいるんだよ
ということを分かってくれるといいなと、不妊治療を経験した立場としては思いました。
今日聞いたこの言葉。
今でこそなんとも思いませんが、治療中に聞いたらきっと相当凹んでたと思う💧
こればっかりは、女同士だから分かり合えるってものでもないですしね💧
私は不妊治療をしても結果が出ず、ある検査をするのに予約が半年先と聞いて
「半年!?半年も無駄にすんの!?
…そろそろ夫婦二人で生きていくことを決断するときなのかも…。」
と諦めかかったころ、その半年先の検査の少し前に、自然妊娠しました。
“諦めたころに妊娠する”とはよく聞いたし、ブログなどでもよく目にしましたが、治療中の私には
「そんな奇跡みたいなことは私には起こらない!
科学の力に頼るのみ!!!」
と、思い込んでいました。
でも、その奇跡が私にも起こったんですよねぇ…。
ピピウはいろんな意味で本当に奇跡です。
今となっては当時の辛い不妊治療は私の人生の経験の一つとなりました。
ま、これもあえてしたくない経験でしたが、今となってはその経験も無駄ではなかったと思います。
不妊といってもいろいろあるので、一概には言えませんが、不妊で悩んでいる女性の気持ちも、きっと少しは分かるから。
人の痛みを理解するのは難しいけれど大切なこと。
子供でも、大人でも。
今日も頑張って通院している女性
自己注射をしている女性
生理が来て落ち込んでいる女性
世界中にたくさんいるはずです。
子供を望んでいるたくさんの女性のところへ
どうか元気な赤ちゃんがやってきますように。
そして、どんな結果になろうと
今のあなたの頑張りはあなたの人生において
無駄にはならないと
私は思います。
インスタしてます。
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