変わりない美 | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

昨日の晩。

 
 
グループレッスンのため、フィレンツェ歴史地区にある学校へ。
 
 
 
普段はスクーターで行くんですが、昨日は雨が降っていたのでトラムで行くことに。
 
 
 
雨の日のこの時間帯のトラムは混むので、マスクを持参しました。
 
フィレンツェでも最近は人混みでマスクをした観光客を見かけるので、今なら私がマスクをしてもきっと違和感なし!と思って、コロナウイルス対策というよりはインフルとか風邪ウイルス全般対策のためにも、混んでいるトラムの中でマスクをしようと思ったのです。
 
 
 
 
が…
 
 
 
 
 
なんと
 
 
 
 
 
トラムがガラガラ。
 
 
 
 
 
中に入っても人と人との距離がありすぎて、マスク必要ないくらい。
 
 
 
 
やはりそれだけ人が外出を控えているってことなのでしょうか?
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、歴史地区に着いてもこれまた驚き。
 
 
 
道を走る車の数も、道を歩いている人の数も本当に少ない…。
 
 
 
 
 
フィレンツェのメイン通りに出て更に驚き。
 
 
 
 
昨日の午後19時半ごろのフィレンツェ、カルツァイウォーリ通りです。
大聖堂とヴェッキオ宮殿のあるシニョリーア広場を結ぶフィレンツェのメイン通り。
ほとんどのお店がまだ開いています。
でも、道行く人はまばら。
お店のなかを覗くと、いるのは店員さんだけ。
 
 
 
シニョリーア広場も人がまばら…。
 
 
 
写真からも分かるように、雨がけっこう降っていたので、そのせいも大いにあると思います。
 
 
 
でも、夜中でもないのにこんなにガラガラの歴史地区を見たのは15年住んでいて初めてです。
 
 
歴史地区は車の規制が厳しいのですが、観光客の車やタクシーは普段走っています。
ところが、昨日、私が歴史地区の中心で見かけたのは巡回中のパトカーだけ…。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
静寂
 
 
 
 
 
 
 
 
そんな言葉が頭に浮かびました。
 
 
 
 
 
 
ルネッサンスの町並みに響くのは雨の音だけ。
 
 
 
 
 
 
 
長い歴史の中で、この美しい町がペストなどの恐ろしい疫病を見てきたのは史実。
 
当時のペスト流行と今回のコロナウイルス騒動は比にならないけれど、今も昔もこの芸術的な町はただただ黙って人々を見つめているのだな…と。
 
 
 
 
 
 
 
多くの人がフィレンツェを訪れることを恐れても、フィレンツェは今日も変わらず美しい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
雨だし、寒いし、コロナ、コロナとうるさいし…
でも、こんなに美しい静寂のフィレンツェが見れたのはラッキーだったってことにしようと思います。
 
 
 
 
でも、本当はこんなフィレンツェは良くないです。
フィレンツェの観光産業は大打撃です。
 
 
どうか一日も早く、この静寂がいい意味で破られますように。
 
 
 
 

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