コロナウイルス | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

あえてこの話題には触れずにおこうかとも思ったんですが…

やはり書いておこうと思います。



日本よりは遅かったのですが、イタリアでもコロナウイルス感染者は見つかっています。

イタリアを訪れていた中国人観光客と、武漢を訪れていたイタリア人観光客だそうです。


まだイタリアに感染者が出ていなかったころ
「感染者がいない国に住んでていいですね」
といったようなコメントをブログにいただいたんですが、イタリアに来たことがある方ならご存じの通り、
観光大国イタリアにはたくさん中国人観光客が来ますし、
私の住むフィレンツェのお隣の町プラートはヨーロッパで一番大きいといわれるチャイナタウンがあります。

イタリアと中国は距離的には離れていますが、人も物も激しく行き交う関係上、コロナウイルスがイタリアに入ってくるのも時間の問題だろうなとも思っていました。


他のイタリア在やヨーロッパの国々に住んでいらっしゃる方がブログで既に書いていらっしゃる通り、私もコロナウイルスも怖いですが、それと同じくらいコロナウイルスによるアジア人差別が怖いです。


既にその差別もイタリアでも、ヨーロッパ諸国でも問題になっています。



多くのイタリア人が日本人、中国人、韓国人の区別がつきません。

中国人で武漢出身の人でも、イタリアに住んでいて、コロナウイルスと何の関係性がない人もたくさんいます。

なのに"中国人" "アジア人"というだけでコロナウイルスを持っているように思われるのはアジア人の一人として心外です。


ウイルスだけでなく、差別にも怯えなければならないなんて…。

そして、ウイルスに感染する確率よりも、差別され辛い思いをする確率のほうが高いのですから、むしろ差別の方が怖いです。



コロナウイルスによる"差別"を重く見たイタリアは、正しい情報を得るよう促す声も上がり、フィレンツェ市長に至ってはテレビカメラの前でフィレンツェの中国人会(?)の中国人男性をハグして、全ての中国人が危険なのではないことをアピール。

くだらないと思いつつも、アジア人全員をコロナウイルス感染者扱いする低俗な人たちにはよいアピールになったのではないかと思います。



私とピピウは体調が回復して以来、もちろん外に出かけていますが…

幸いにも今のところ特に差別されるようなことはありません。

スーパーに行けば、相変わらずお年寄りに人気のピピウです❤


なのでホッとしています。





咳をしている中国人、アジア人がいると気になるのは分かります。
避けて通りたくなるのも理解できます。
コロナウイルスに限らず、インフルエンザだってそうですからね。

ただ…

罵声を浴びせたり、アジア人だからというだけで感染者だと決めつけたり…

それは無知と恐怖からくるただの差別です。









これは私個人のことですが…

ピピウがNICUを退院したての頃(10月半ば)。

⚠️未熟児で免疫が低い
⚠️どんなウイルスでも簡単に感染してしまう
⚠️どんなウイルスでもピピウにとっては危険
⚠️人混みはもちろん、スーパーにもピピウは連れて行くな
⚠️家を訪れる人の数も最小限の方がいい
⚠️どんな人でもピピウに接する人はまず手洗い

と…小児総合病院のいろんなドクターからものすごーくプレッシャーを与えられていたので、今よりも当時の方が私はものすごく神経質になっていました。
本当に咳してる人が怖かったですからね。


なので、新生児や病気のお子さんやご家族をお持ちの方、または患者さん本人がコロナウイルスを心配されるのもよく分かります。

そして、それは言い換えれば、コロナウイルスに限らず、どんなウイルスも、病気を持っている人にとっては常に危険なものなのだということです。

だから、この季節、やはりうがい手洗いの徹底は必要ですね…。


どうか一日も早く、コロナウイルスの心配が失くなる日が全世界に来ますように。




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