飛行機と空港 〜帰路〜 | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

さて、問題は帰路ですわ。


関空でチェックインの際、パリで乗り換えに5時間もあるのでベビーカーをシャルルドゴール空港で受け取れるようにしてほしいとお願いしました。

すると、チェックインカウンターのスタッフの答えは


No。



アムステルダムでは受け取れた旨を話すと

「シャルルドゴール空港の規則で、空港でベビーカーは受け取れません」

と言う。


その代わり、空港内でベビーカーをレンタルしているとのこと。


そうダンナに言うと…

「そんな馬鹿な。
受け取れるように粘れ!」

と言う…💧




粘ってみたが…

「規則ですので。」

の一点張り。



登場前に、ゲートの係員にも一応お願いしてみたんですけどね。

「パリで乗り換えに5時間もあるんです。なんとかこのベビーカー、パリの空港で受け取れるようにしていただけませんか?」



それでもやっぱり

「規則ですので。」

の一点張り。



諦めるしかありませんでした。




実は今回、初のエアフランス。

前回の帰国もパリ経由でしたが、機体はJAL だったので、エアフランスのサービスを受けるのは初めてでした。


帰路も往路と同様エコノミーの最前列を用意してもらいました。

エアフランスのバシネットの重量制限は10kg。

ピピウギリギリ!
というか、数百グラムのオーバーです。

男性のCA さんが…

「アブナイカナァ…」と片言の日本語で呟きました。

でも、できればバシネットが欲しい私とダンナ。

チャレンジしてみることはできないかお願いしました。

すると、このCA さんが上司(?)の男性CA さんを呼び止めて相談。

すると、彼らの話す言葉が何故か100%理解できたのです。


え?

イタリア語!


この二人のCA さんたちはイタリア人でした。

そうなると(?)話しは早い。


とりあえず設置してもらってピピウを入れると、グラつくことなく安定していました。

なので、「利用してもらってもいいけど、目を離さないようにしてくださいよ。」ということで利用できました!

ちょっと窮屈そうだったけど、とりあえず横になれたピピウ。




その後、持参したピピウの食事を食べさせて、しばらくすると…

まさかのリバース😫

マーライオンになってしまったピピウ。

ピピウの着替えはたくさん持っていましたが、抱っこしていた私の着替えはありません…。

CA さんがすぐに来てくれて、おしぼりやら、ビニール袋やら、消臭スプレーやらくれました。
シートも汚してしまったのですが、きれいに拭いて、毛布を敷いてくれました。

その後、幸いにもピピウはまた吐くこともなく、通常モードになったわけですが、CA さんが心配して時々様子を見に来てくれました。

「何かできることがあれば、言ってくださいね。」とフランス人年配CA さん。

正直、CA さんの親切さに関してはエアフランス、すごく良かったです。
どのCA さんも親切かつ、気にかけてくれているのがよく分かりました。

マーライオンハプニングはあったものの、あたたかいCA さんたちのおかげで、11時間のフライトをのりきれました。


で、シャルルドゴール空港に着き…

EU の入国審査も、審査を通過してからもベビーカーがないため10kgのピピウを抱っこしつつ、大量の手荷物を持って移動。

でも、これは限界と、空港スタッフにどこでベビーカーのレンタルができるか聞きました。

利用する航空会社を聞かれ、エアフランスだと言うと、エアフランスのサービスカウンターで借りられるとのこと。

サービスカウンターの位置も聞いて、ゴールは近い!とカウンターを目指しました。

カウンターでベビーカーを借りたいと言うと、すべてのベビーカーが出払っていて無いと言う。


えっ!?


それは困る真顔


「5時間も乗り換えの時間があるのに、10kgの子供を抱きかかえたままでいろと言うんですか?」とダンナが応戦。


するとカウンタースタッフは

「他のカウンターには余りがあるかもしれないが、自分たちでカウンターをまわって探してもらうことになる。」と。


そこでダンナ、プチギレ。

「シャルルドゴール空港では自分達のベビーカーを利用できない規則だと関空で聞いたんだ。そんな規則があるくせに、ベビーカーが足りないとはどういうことなんだ!」と。

すると…

信じられない言葉がスタッフから返ってきたのです。

「自分達のベビーカーが利用できない?そんな事はない。それは関空のミスです。あなたたちは自分達のベビーカーをシャルルドゴール空港で受け取れるようちゃんと言わなければならなかった。」と。



…。


おおおおおぉぉぉぉい!

関空スタッフさーーーーーん! 
というか、関空のエアフランススタッフさん?


たしかに、空港内でベビーカーを押しながら優雅に移動するファミリーをたくさん見かけました。

ベビーカー、使えるやん!ムキー



もうそこでダンナと大喧嘩ですわ。

「どうして関空でもっと強く言わなかったんだ!シェコは日本に帰るとyes としか言わない!」と。

そんな事言ったってさぁ。

じゃぁ、自分が英語でなんとか言えばよかったんじゃないの?💢


とまぁ、後味の悪い旅となりました。


結局、ベビーカーはなく、時差ボケもあって寝ていたピピウを約5時間ずっと抱っこし続けるというはめに。

私もダンナも時差ボケとピピウが機内で吐いたことの心配と疲れでもうドロドロ。

私なんかピピウのゲ〇で服が汚れたから空港で買おうと思っていたのに、ショッピングしている場合なんかではなく…。


10kgのピピウを5時間以上ずっと抱っこし続けるというのは

正に拷問でした。



これって、何処にクレーム言えばいいんでしょう?



どうやら、シャルルドゴール空港ではベビーカーを受け取れたようなのですが…。
関空発の飛行機だけそういった規則が適用されるんですか?


おかげで、


本当に、


本当に、


大変でした。


こうした対応をされるのであれば、これから当分パリ経由の便は利用しないようにしますし、乗り換えの時間が長く、ベビーカーが必要なお子さんのいる人にはオススメできません。

エアフランスの機内のスタッフが素晴らしかっただけに残念でなりません。


おまけに、フィレンツェ行きの飛行機の出発は遅れ…
抱っこの時間が伸びたのと、フィレンツェの家には日付が変わった頃に着きました。
(ちなみに、我が家からフィレンツェの空港まで車で15分。)


とにかく、シャルルドゴール空港では、ベビーカーを受け取れるのかどうか?
どうやら受け取れるようなのに…
だったら関空でのあの対応はなんだったのか?

もやもやが今も収まりません。

もし、知っている方がいらっしゃったら教えてください。

とりあえず、日本のエアフランスに問い合わせるべき?




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