ご報告 | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

ついに息子が退院しました。

多くの方に心配、応援していただきました。

心よりお礼申し上げます。



7ヶ月のNICU入院。

ピピウがお世話になった二つの病院のNICUは共に24時間面会可能(両親に限る)で、この7ヶ月間、朝から晩までNICUに通っていました。

絶望、恐怖、不安、悲しみ…本当にこれほど負の感情を抱いた時期は私の一生でありません。
しかし、その反面、希望、喜び、幸せ、人の温かさ…そういった感情もまたこんなに感じた時期はありませんでした。

ピピウの退院の日は涙が止まらず大変でした。
ドクターたちも、看護師さんたちも、NICUのスタッフの皆さんが挨拶に来てくれて、ギューっと私とピピウを抱きしめてくれました。
また、NICUで共に過ごしたお母さんお父さんたちもギューっと抱きしめてくれました。

本当に素晴らしい人たちに囲まれていた7ヶ月間でした。
だからこそ、ピピウも私たち夫婦も頑張れたのだと思います。

みんな泣いてくれて、私もダンナもたくさん泣きました。
NICUでこれまでたくさん泣いてきましたが、初めての嬉し泣きでした。


フィレンツェ大学小児総合病院Meyer 、NICUのスタッフの皆さんには、どう感謝していいのか分かりません。

一時、消えかかった小さなピピウの命を必死に繋ぎ止めてくださいました。

残酷すぎる現実を前に、どうしていいか分からなかった私たち夫婦を支えてくださいました。

ピピウに命を、私たち夫婦にピピウと生きる道を与えてくださったNICUスタッフの皆さんに誓って、私たち夫婦はピピウを守り、ピピウが立派な人間に育つよう日々努力していきます。
命の大切さをしっかりピピウに教えます。


これからもピピウの治療は続きます。
まだまだ山あり谷ありの長い道になることでしょう。

でも、ダンナとピピウと力を合わせて乗り超えていきます!



とりあえず今は7ヶ月時間差のある家での子育てにあたふたしている状態ですので、なかなか更新はできないかも知れませんが…。

またぼちぼちイタリア、フィレンツェより、ちょっと普通と違ってしまった私の日常をお伝えできればと思います。



私たち親子を応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。