男前のイタリア人の業者さん | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

今となってはけっこう前の話になるのですが…。



息子が生まれてまだ間もない頃のこと。



お風呂場の排水口から、水が逆流してきたゲッソリ



このままでは家が浸水してしまうので、逆流してくる水をバケツで掻き出すダンナ。

逆流してきた水からは柔軟剤の香り。

でも、私たちは洗濯機をまわしていませんでした。


ということは…上の階?


すぐにダンナが上の階の人たちへ水を使わないでほしいと言いに行きました。

そして管理人さんに電話。

翌日、管理人さんが手配した専門の業者さんがやってきました。




業者さんは強面の男性二人。


おそらく管が詰まってるんだろうと。


この日も私はNICUに行く予定だったのですが、ダンナも外せないアポがあったので家にいられず、私が家に残ることに。
ダンナがアポから戻ったら私はNICUへ行くということになっていました。


もちろん、そんな事情は知らない業者さん。


水回りをチェックするのにキッチンにも入ってきまして、キッチンの透明の箱に入れている搾乳機を見て、「赤ちゃんがいるの?小さい赤ちゃん?」と聞いてきました。

「はい。でも、小さすぎて…。生まれたのが早すぎて未熟児で、今はカレッジ病院のNICUにいるんです。本当なら今も息子のそばにいてあげたいのだけれど…お風呂場から水が溢れてくるし…。」


まぁ、本当に踏んだり蹴ったりの状況だったので、話してて凹んできた私。


それを聞いた強面の業者さんが…


すんごく優しくなった真顔




「男の子?女の子?名前は?」

「へー!いい名前だね!きっと強い男の子になるよ!」

「日本人なの?日本はいいね〜。是非一度行ってみたいよ!」

と色々話しかけてくれ、励ましてくれました。


そして、一緒に来た相方さんに、

「よし!早くマンマを赤ちゃんのところへ行かせてあげられるように、早く片付けるぞ!」

と。



業者さん…

めっちゃ男前やんか






でも、そうこうしているうちにダンナが帰って来たんですけどね。


ダンナにバトンタッチして家を出る際、業者さんたちに挨拶をすると…

「頑張れ、マンマ!息子さんによろしくな!」

と。



業者さん、最後まで優しいやんか




息子は早く生まれるし、水は逆流してくるし、本当に散々だったわけですが…


人の優しさに触れた時期でもありました。




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