私の一部の生徒さんたちのカリスマ | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪





私の日本語の生徒さんたち。


かなりの確率で…


アニメオタクである。







今や世界中どこでも通じるのではないかと思われる


OTAKU


という日本語。





オタクと聞いて、みなさんは一体どんなイメージを抱くか?




男?


暗い?


キモイ?


自分の世界に引きこもってそう?




まぁ、プラスイメージはなかなか沸いてこないのではないかと思います。



私もイタリアに来るまでは、アニメオタクというと上に書いたようなイメージしかありませんでした。












それが…









イタリアのアニメオタクは…









たいへん社交的である。



見た目もフツー。今時の男の子、女の子が多い。

べつにいつもコスプレとか奇抜な格好をしているわけではない。





イタリアのアニメオタクたちは、

男性も、女性も、「日本のアニメが好きだ!」と熱く私に語ってくれます。


私の知る限り、イタリアのアニメオタクは女性も多いですよ。



日本人の声優さんたちの技術はすばらしいとか、


日本のアニメキャラとかがカワイイ(KAWAIIもかなり知られた日本語です)とか、


絵もストーリーもすばらしいとか…。




もう、彼らにとって日本のアニメは娯楽を超えた一種の芸術…のようです。






そんな彼らは


「私はオタクです!」


と、胸を張って言います。




日本語講師としては、“オタク”という言葉が、日本で日本人にどんなイメージを与えるか、

気が引けるけれど、話さなくてはならないと私は思って、正直に話してきました。



そもそも、広辞苑を引いてみると…


お・たく(御宅)

(多く片仮名で書く)特定の分野・物事にしか関心がなく、

その事には異常なほどくわしいが、

社会的な常識に欠ける人。


とあります。




まぁ、プラスイメージではないわな。ドクロ






中にはそれを知っている生徒さんもいましたし、

全く知らなかったという生徒さんもいました。




でも、オタクの本当の意味を知っても彼らにとっては問題なし!


好きなものは好き!なのです。


アニメの話題になれば熱くなるのです。



いやー、その一途さ、是非見習いたい。







そんなオタク生徒さんたちとFBで繋がっているため、

時々、アニメに関することがUPされます。



その中で気になったのが…


私のあるオタク生徒さん、10代後半と20代前半の女の子なのですが、


彼女たちがほぼ崇拝している…




ユリコ・タイガーさんラブラブ






ユリコ・タイガーさんという芸名(?)で日本で頑張っているイタリア人コスプレモデルさんらしいです。


アニメオタク、コスプレオタクのイタリア人の間では、かなりの有名人だそう。




日本在住で、日本語語学学校に通いながら、

芸能活動に励んでらっしゃるそうですが、

彼女はヨーロッパで開かれるアニメフェスタ?コスプレフェスタ?だかに

参加するため、イタリアにも時々帰国しているそう。


私のオタク生徒さんの一人が、確かローマで開かれたアニメイベントに行って、

本物のユリコ・タイガーさんに会って、写真まで撮ってもらったと、

本当に喜んでいました。



そんなわけで、去年の末だか、今年の頭だかに、私は彼女のことを知ったのです。



ネットで彼女を検索してみると、なんと彼女のアメブロ発見。


日本語で書いてらっしゃる。


立派。


日本在住1年くらいなのに、自分の夢のために、

イタリアから遠く離れた島国で、

コスプレ活動も、日本語もがんばってるんだな~と、

自分の生徒さんたちを見るような心境になってしまいました。






で、最近、そのユリコ・タイガーさんが


YOUは何しに日本へ?


という番組に出たと聞いて、さっそくYouTubeで見てみました。







あーーー、なんとなく分かります。


私の生徒さんの中にもこういう子いるいる。






日本が大好きなのです。


日本人が大好きなのです。


もう、日本人になりたいくらい大好きなのです。




彼女のように実際にそれを行動に移すことができる人はなかなかいないでしょうけど、

彼女のように日本に憧れを持っているイタリア人の女の子を私は知っています。


しかも、1人、2人ではありません。






イタリアに来て、

特に今の仕事、日本語講師を始めて、

「オタク」を見る目が少し私の中で変わりました。



オタク生徒さんたちから、

私の知らない日本の魅力を聞いていると…


秋葉原行ってみないとなーと思えてきました。

私は一度も行ったことがない。


いやー、メイドカフェも

一度くらい入ってみたいかもと思えてきました。

私も「ご主人様」とかって呼んでもらえるの?



日本でも、私の全く知らない世界ですけどね。






あ、断っておきますが…


生徒さんの全員が全員アニメオタクではありません。


仕事で日本語が必要な方、

日本人の家族がいる方、

日本の歴史や伝統文化に興味のある方、

日本語という言語に興味のある方…

様々です。






でもね、日本人って、歌舞伎とか、茶道とか、着物とか、寺とか…

日本の伝統文化は世界に見せたがるくせに、

アニメとか、漫画とか、日本のサブカルチャーはあまり見せたがりませんよね?


それは、どこかでそれらのサブカルチャーが恥ずかしいものだという認識が日本人の中にあるからなんでしょうけど…。



でも、今や世界のANIME、世界のMANGAですよ。



日本にとっては一つのビジネスでしょうし、もう日本文化と言える物なのかも。





40歳くらいまでのイタリア人なら、何かしら日本のアニメを見て育っています。


もし、イタリア人との会話に困ったら、アニメの話題を出すのも一つの手。





ユリコ・タイガーさん、

日本とイタリアの架け橋となってくれるよう、

コスプレしない私ですが、アニメにもそんなに詳しくない私ですが、

応援しています!日本で頑張れー!






ちなみに、YouTubeで彼女がイタリア語を話している動画を見たけど、

イタリア語を話してるときはフツーのイタリア人女の子でした。

正に、私の生徒さんたちと一緒。

私の生徒さんたちも、抱いている夢を日本で実現させてもらいたいものです。




















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