ステッパーをしている間に日本のバラエティー番組なんかを見ていて、
最近、よく耳にする
「お・も・て・な・し、おもてなし」
最初、なんのことか分からず
気になって
“おもてなし”というキーワードで動画を検索したら
出てきました。↓
これで納得。
東京オリンピック招致のためのスピーチで使われた台詞だったんですね。
滝川クリステルさん、綺麗だし、すばらしいスピーチだったと思うのですが、
私的に気になることが一つ。
「おもてなし」というところで、どうして合掌するのか?
イタリア人の中でも時々、
私が日本人だと分かると、
「アリガト、アリガト」と言いながら合掌する人がいます。
これに対し私は違和感を覚えます。
だって、「ありがとうございます。」と言いながら
日本人に向かって合掌する日本人を私は知らないからです。
少なくとも、私は「ありがとうございます。」と言いながら合掌はしません。
お辞儀をします。
私が合掌するのはお寺や神社、お墓に行ったとき、
「いただきます」「ごちそうさま」と言うとき…
くらいでしょうか?
どれも宗教的なことに関係しているのだと思います。
確かに、昔話などでは
「ありがたや~、ありがたや~」
と言いながら手を合わせ、相手や対象の物を拝むシーンなどがありますよね。
あとは、格闘技の試合前後の挨拶とか?
でも、現代日本社会において、
「ありがとうございます」と言いながら
手を合わせる人が何人いるでしょうか?
日本語の生徒でも、一番最初の授業で
「ありがとうございます」という言葉を教えると
合掌する生徒が時々います。
でも、私はできれば合掌ではなく礼をするようにと言っています。
けっこうイタリアで浸透している、
この合掌というポーズ。
タイなんかと間違えているんじゃないかと思ってたんですが、
イタリア人は「いいや、日本人がそうする!」と言うんです。
最初は「ウソだ~」と思っていたんですが…
確かにいる!
日本でお礼を言う際に合掌することはないのに、
海外でお礼を言う際に合掌する日本人が確かにいる!
どうしてか?
私が思うに…
日本人が日本でしないジェスチャーを海外ではしてしまうというのは、
言葉が通じないというのがまず原因としてあるのではないかと。
日本で、日本人同士、「ありがとう」と言えば、
もしくは、お辞儀をすれば、
それは感謝の気持ちの表れだとすぐ理解されます。
が、それが海外では感謝の気持ちと受け取ってくれるのかどうか分からない
という疑問が生まれるのではないでしょうか?
そこで、普段、日本ではしないジェスチャー、合掌をしてしまうのでは?
憶測ですけど。
滝川クリステルさんにそういった意図があって
「おもてなし」と言うときに合掌されたかどうかはわかりませんが、
日本人がおもてなしをするとき、「おもてなし」と言うときに
合掌をしないのは確かではないかと思います。
みなさんの意見は?
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