「最後の晩餐」
速報です。
オーマイニュースに「最後の晩餐」の予約方法について記事を書きました。
のぞいて見てください。
“イタリア発、「最後の晩餐」を鑑賞できない!? ブームに沸く名画を予約する方法”
http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000000455
先日、日本からのお客さん2名は、ご紹介している方法のうち、1)と5)で無事鑑賞する事ができました。
日本語で対応してくれる代理店の中ではJTBローマ支店がおすすめです。
誠実で手数料も良心的。
JTB ITALY/Outbound Travel Division
Tel.:06-48904745 Fax.:06-4884300
ほんとうの空色

ハンガリーの作家バラージュ・ベーラの「ほんとうの空色」(岩波書店)という大好きなファンタジー(児童文学)があります。子供のころ姉がとっていた小学生向け学習雑誌の付録で読んだのですが、ずっとその題名とストーリーを記憶していました。
主人公は貧乏だけど優しく正直で絵が上手なフェルコー少年。
金持ちのガキ大将に高価な絵の具セットを押し付けられて、彼の宿題の絵をかわりに描くことになるのですが、青い絵の具を猫に食べられてしまいます。
困ったフェルコーは用務員のおじさんに教わって、野原に12時から数分間だけ咲く青い花から空色の絵の具を作るのですが…。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4001140888/503-8005519-0415112?v=glance&n=465392
掬水という方がカスタマーレビューで「復刊ドットコムで67票を獲得したあと、岩波書店から刊行された」と紹介されています。きっと同じ思い出を持っている人がたくさんいらしたのでしょう。
原作では青い花は矢車菊(コーンフラワー)ということになっているらしい(手許に本が無いので確認出来ません)のですが、これはそれとは似てもにつかない花なのだけど、朝から午前中いっぱい咲いて午後にはしぼんでしまいます。
イタリア名チコーリアcicoria。チコリの花です。
根からディカフェイン・コーヒーもつくられるれっきとしたハーブなのですが、ここでは雑草と一緒に元気に咲いています。

僕はこの青い花こそ、ほんとうの空色のモデルの花だと勝手に信じています。
今朝も庭に咲き誇っています。
いつものようにあと数時間もするとしぼんでしまうのですが、明日の朝にはまた美しい姿を見せてくれる筈です。

こちらは畑に咲いている別の美しい花
カルチョーフィ(アーティチョーク)の花です。チョウセンアザミという和名もある巨大なアザミです、
大きな花は直径20cmほど。
食用にするのはこの花の蕾ですから、花が咲く頃にはカルチョーフィのシーズンも終っています。
今年のサンジョヴェーゼ。
期待できそう。
こちらはカーヴォロ・ヴェルツァ。キャベツの仲間。
畑にもありますがガルッツォ村の朝市で買った小粒の種類。
かなり葉の厚みもあるので茹でて頂くことが多いです。
モーラmora。ブラックベリー。
棘が強烈なので垣根に植えられています。
夏の間、たくさんとれました。
水分が極端に少ないのでワイン、砂糖と一緒に煮てジャムにします。
オステリア・ココトリッポーネ Osteria COCOTRIPPONE
オステリア・ココトリッポーネ
Osteria COCOTRIPPONE
フィレンツツェ旧市街の東端のベッカリア広場 piazza beccariaから、さらに東に延びるジョベルティ・ヴィチェンツォ通り。
さすがにここまで足を延ばす観光客は稀。地元客率の高いエリアです。訪れたのはお昼時。戸外での食事が嬉しい清々しい初秋、通りにはカフェやトラットリアがテーブルを並べ、ランチを楽しむ人々で賑わっています。感じの良い美味しそうなオステリアをみつけて席を取りました。
オステリア・ココトリッポーネ
Osteria COCOTRIPPONE
Via Gioberti Vincenzo,140r 50121 Firenze
tel.e fax055-2347527
chiuso il domenica,il lunedi/agosto
休み:月・火/8月の一部
Autobus :ATAF 8,12,31,32,33,80
Osteria Tipica Fiorentina. Da gustare funghi e cacciagione
COCOはたぶんcuoco=コックさんが縮まった形、TRIPPONEは太鼓腹の人のこと。紙のランチョンマットに太ったコックさんのイラストが描いてあります。美味しそうなメニューが並んでいましたが、以下を各1品オーダーして二人でシェアしました。

アンティパスト:トスカーナの伝統的ハムソーセージ類の皿
Salumi Misti tipica Toscana tradizionale
中央はトスカーナの伝統的な前菜クロスティーニ。牛レバーペーストをのせたオープンサンド。
スペック(スモーク生ハム)、フィノキオーナ(フェンネルシード入りサラミ)、サラーミ。いかにも地元仕様で塩味きつめでしたが、どれも味は抜群でした。

プリモ:タリアテッレ・アイ・フンギポルチーニ
Tagliatelle ai Funghi Porcini
超幅広の手打ちパスタ。ポルチーニ茸の香りも高く大変美味しかったです。

セコンド:豚ロース肉のステーキ(ロンバッティーナ・ディ・マイアーレ)
Lombatina di maiale grigliata
この豚肉は最高!旨味が豊かで焼き加減も絶妙です。大満足。

ドルチ:イチジクと胡桃のタルト(トルタ・アイ・フィキ・エ・ノーチェ)
Torta ai Fichi e Noce
美味しかったけどもっとイチジクたっぷりなら満点というところ。
そして1/4ℓの赤のハウスワインと、ミネラル・ウォーター、カフェマッキャート2つ。
以上で会計は€33。大変良心的だと思います。
晩秋のトリュフも名物とのこと。次回は夕食に訪れてみたいと思いました。

ViaMichelin.comより
http://www.viamichelin.com/viamichelin/ita/tpl/hme/MaHomePage.htm
住所と都市名で周辺の道路地図が出てきます。迷路のような一方通行も表示されますから初めての街を訪ねるときには便利なサイトです。
【周辺のロケーション】
ベッカリア広場Piazza Beccariaにはクローチェ門Porta alla Croce(1284年)がそびえています。かつてここは刑場でした。この広場の名は法学者ベッカリアCesare Bonesana Marchese di Beccaria(1738-1794)に因んでいます。18世紀の進歩的な人道主義者で拷問と死刑制度に反対した人物です。
オステリアを出て次の角を左折するとシピオーネ・アッミラート通り
Via Scipione Ammirato。 99番地に大変美しく保存されたリバティ様式Liberty(=イタリアのアール・ヌーヴォーArt Nouveau)のヴィッリーノ・ブロッジ・カラチェーニ邸Villino Broggi-Caraceni があります。

設計はリバティ様式の立役者、ジョヴァンニ・ミケラッツィGiovanni Michelazzi (1879-1920)1911
個人の住宅ですから内部は見学できませんが、以下のサイトで紹介されています。☟
http://www.regione.toscana.it/ius/ns-cultura/?MIval=a9_seconda&TOPO=100020&PROV=Firenze
地図はこちらのサイトで
http://www.archinform.net/projekte/10905.htm?ID=354bd4437200d5162805e324f3809579
リバティ様式の代表的な建物は他にもいくつかあります。同じ通りの101番地には同じ設計者のラヴァッツィーニ邸があります。いずれ[美術散歩]のコーナーでもとりあげる予定。
ここまで来たら是非訪ねたいのがサン・サルヴィのサン・ミケーレ教会Chiesa di San Michele a San Salvi。正式名称は「アンドレア・デル・サルトの『最後の晩餐』美術館またはサン・サルヴィ美術館」Museo del Cenacolo di Andrea del Sarto; Museo di San Salvi ;via di San Salvi,16 50135Firenze)。月曜休館。9:00-14:00
(日曜は9:00-13:00)。
さらに東に1.5kmの道程です。涼しくなったので散歩のつもりで歩いてもよいかも知れません。ちょっときつい距離と感じたらATAFの6番がサン・サルヴィと中心街を結んでいます。かなり遠距離を走る路線なので、方向を間違えると大変。乗車する前に運転手に確認すると良いと思います。
ここにはアンドレア・デル・サルト(1486-1530)の最高傑作「最後の晩餐」(1526-1527年制作)があります。

このテーマの最高傑作といえばだれでもレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」をあげるでしょうが、個人的には断然こちらの方が好きです。ちょっと滞っている[フレスコ画の世界]でも近くフィレンツェにある他の「最後の晩餐」=主なものだけでも8つ=といっしょに特集します。
画像は
The Web Gallery of Art
http://www.wga.hu/index1.html
より
胡桃の木の下で
8月8日午前8時8分前、16年間生活をともにした日本猫シャコが永眠しました。

始まりは16年前の親友のY子さんからの電話でした。
「雨でびしょびしょの今にも死にそうな小猫を拾ったのだけどどうしよう?!?!」
猫を飼った経験の無いY子さんはおろおろうろたえています。
「とにかく獣医さんに連れてって!!」と指示してから数日後「猫、生き返っちゃったよ」との報告。
獣医さんによるとその猫が患っていたひどい鼻炎は一生治る見込みはなく、「長く生きられないかも知れないが可愛がってあげてください」とのことでした。
マンション暮らしのY子さんには飼い続けられないので我が家に引き取りました。
名前はY子さんが名付けた「シャコリーヌ」に決定。
「フランスの姫の名」と言う説明でしたが、後でわかったその実態は「世界的大企業H技研の創業者H.宗一郎邸の《車庫》前で鳴いていた」とのことでした。
でもとにかく日本を代表する〈由緒正しい家の前で発見された〉由緒正しい野良猫と言っておきましょう。

我が家には既に2匹の雄猫がいましたが、新入りの三毛猫(雌)は物おじせず、すぐに持ち前のわんぱく天真爛漫ぶりを発揮。料理教室の生徒さんに「噛みつき猫」として恐れられる存在になりました。
先の見えないジェットコースター人生の飼い主に翻弄されて、彼女の生活も波乱万丈でした。留守番の多い生活にも良く耐えてくれました。
最近は体力の衰えも目立ち食もほそくなってきましたが、イタリアに来てからは、庭の先住猫達の刺激もあって食欲も回復。
ハクビシン(若い雌猫)に出会いがしら、往復猫パンチを浴びせるなど、早速、本領発揮。
日本にいた頃は寝てばかりでしたが積極的に散歩、探検もするようになりました。

椅子の下は初対面で先制パンチを食らったハクビシン。彼女も負けずに天真爛漫。その後は良い猫関係を保ってくれました。

だいぶんお婆ちゃん猫になりました。奥は大きくなったハクビシン。

日向ぼっこ。

ピクニック。

お昼寝。
そして一年が経過する頃ふたたび食欲に陰りが見え、体力も急速に落ち込んできました。
悩みましたが今まで連れ添ってきた猫達の晩年、延命のための治療が彼らの幸せだったのかという反省もあり、シャコの人生は自然に委ねることにしました。
そして今、緑の谷を見おろす丘の上の胡桃の木の下に静かに眠っています。
陽当たりが良く、そよ風が吹き抜けるこの丘、あとでわかったのですが、カルロとアントネッラご夫妻の2匹の猫と1匹の犬、1匹の黒山羊も眠っているとのこと。広い敷地で同じ小さな一画を偶然選んだことになります。
シャコも友達と一緒で良かった。
丸いペペロンチーノのツナとアンチョビ、ケーパー詰め
[Ricette]というコーナーを追加しました。トスカーナ料理を中心にレシピをご紹介していく予定です。
その第1回目。
【丸いペペロンチーノのツナとアンチョビ、ケーパー詰め】
Peperoncini ripieni con Tonno
; peperoncini, tonno, acciughe, capperi, olio di oliva, aceto di vino bianco, sale.

ヘタの部分のくりぬきます。

種をとりのぞきます。

きれいに洗ったところ

水と白ワイン酢を1:1。塩小さじ1,お好みで白ワイン適量。

沸騰したらペペロンチーノを入れて5分ほど煮ます。

鍋からあげたら水分を切って、ツナ、アンチョビ、ケーパーを詰めます。

こんな感じ。

煮沸消毒した保存瓶に入れてオリーブオイルをいっぱいに注ぎます。

出来上がり。空気に触れなければ常温でかなり保存出来ます。
(冷蔵庫に入れるとオリーブオイルが固まってしまうので注意)
トーストしたパンにのせると素敵な前菜になります。ワインのおつまみも最高。辛口白がお勧めですが意外にキアンティなど酸味とタンニンが強めの赤にも良くあいます。