ガンガーが海に交わる地点は、
あたりまえのようにありました。
3時間半以上もかけて、行った先には、ただ広い海でした。
それは、見に行く場所というより、
その経過した時間が `瞑想’ の時間でした。
3時間半という間は、車に揺られ、船に揺られ、人に揉まれ、
笑い、歌い、話し、遊び、見て、嗅いで、味わい、聞く。
その時間が、聖地へと向かわせていました。
光り輝く太陽が、聖地に降り注ぎ、
その光の中に、人々は着の身着のまま、海へ入ります。
そこには、何があるわけでもありません。
ただ、自然があり、太陽の光が降り注ぎ、静寂と人の和があるだけなのです。
何にもない場所。
それが聖地。
見たことのあるような海。
それが聖地。
聖地ってなんだろう。
きっとそれは、場所なのではなくて、人のココロの中にある特別な思い。
だから、
きっとそれは、自分の家であったり、恋人の腕の中であったり、家族との安らぎのなかであったり、友人との会話のなかであったりする。
特別な場所が聖地たりえるわけではない。
そう思えました。
・・・・
チャイを飲み終えた後、また車を30分くらい走らせて、
インドに来てはじめての海をみました。
そこで、ちょっと休憩しようってことになって、
朝ごはんのあとのデザートを食べることに。
食べるって言っても
ココナッツ!!!
おじさんがこういう感じの鉈(なた)でサクッサクッと切ってくれます。
ココナッツはとても硬いのだけど、
おじさんの手にかかると、いとも簡単に切れていく。
ストローをさしてくれます。
これで観光客価格20ルピー(40円)
だいたい地元の人が頼むと10ルピーらしいですが、
まあ、このくらいはご愛嬌。
初めて飲むココナッツの味に大満足のCANAです。
ちょっと酸味があって、でも甘くて、ちょっとだけシュワシュワ感。
移動しながら少しずつ飲みたいのだけど、
コレを飲んだ後のお楽しみがあるから、早く飲んでっと言われたように飲んでいくと、
おじさんがさらにこのココナッツを割ってくれます。
そして!!!
こうやって、中身のクリームをいただくのーーーー!
これがゼリーみたいにプルプルですっごく美味しかった。
若いココナッツ(青いのん)は汁もいっぱいで、白いトコもジューシー。
これがちょっと乾燥が進むと、白い部分は固まって、分厚いクリームになるの。
黄色いココナッツは、汁の味が濃厚でちょっと酸味も強い。
でもそのあとのクリームがお菓子みたいにいい感じの弾力で、それはそれで美味。
いろんなココナッツを食べ比べて、そう感じました。
そのココナッツ第1号をこちらでパクリ。
このクリームを食べるスプーンも、ココナッツの皮なの♪素敵!
また食べたいなーーーー。