1. リスト:ピアノ協奏曲 第1,2,3番、 死の舞踏
ルイ・ロルティ(ピアノ)
ハーグ・レジデンティ管弦楽団
ジョルジュ・ペーリヴァニアン(指揮)
10/22 リストの誕生日。
ピアノ協奏曲 第1,2番と死の舞踏はよく知られた名曲で、かっこいいし名演も多いと思うが、ピアノ協奏曲 第3番が収められているのはかなり珍しいと思う。
第3番と付いているが、実際は第1,2番より先に作曲されていたらしい。初演はなんと1990年!多分リスト本人もこの曲の存在を忘れていた可能性があるな。どんどん良いアイデアが思い浮かんで、第3番は放ったらかしになったのだろう。まあまあかっこいい曲です。
ピアノ協奏曲 第1,2番、 死の舞踏で一番好きな録音はツィメルマン(ピアノ)。小澤征爾(指揮)、ボストン交響楽団のものだけど、このロルティ盤も時々聴きたくなる。
2. ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83
ジョン・リル(ピアノ)
モスクワ放送交響楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音時期:1970年6月25日
録音場所:モスクワ音楽院大ホール
ブラームスとリストはあまり仲は良くなかったみたいで、音楽的にも考え方が違っていて、それは両者の音楽を聴けばすぐにわかることと思う。
でも、お互いを全否定していたわけではなく、きっと凄いと思う部分は素直に認めていたと思う。
このブラームスのピアノ協奏曲第2番はリストが大絶賛したらしい。確かスコアを送ってほしいとまで言って、ブラームスがスコアをおくったんじゃなかったかな?
おそらくブラームスもリストの曲で凄いと感じていた曲はあると思う。
この録音はチャイコフスキーコンクール優勝の際の本選のライヴ録音。
この曲は大好きでいくつか持っているが、これはその中でも最も「熱い」録音に感じる。コンクールの緊張感、若さ溢れるエネルギーが疾走するように聴こえる。録音の音質はいまいちだけど演奏が帳消しにする。テンポはかなり早い。
素晴らしい。