イリヤ・イーティン ピアノリサイタル@宗次ホール
曲目
1. ドビュッシー: 2つのアラベスク
2. ドビュッシー: 前奏曲 第1集
休憩
3. ベートーベン: アンダンテ・ファヴォリ
4. ブラームス: ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
アンコール
シューマン: アラベスク
また物凄いピアニストを見つけてしまった。素晴らしい!
なんとカラフルな音色だろう。それを完璧にコントロールしてる。
全く聴いたことないピアニストであったが、数ヶ月前のコンサート時にもらったチラシで、何だか凄そうだ・穏やかではなさそうだと感じてチケット購入。大正解だった。
こんなにカラフルな音色でドビュッシーを聴いたのは初めてかも。CDではここまでは聴き取れないし。
何年か前にツィメルマンの前奏曲 第1集はライブで聴いたけど、両者聴いたライブだけだと音色の多彩さではイーティンが上だと思う。一方ツィメルマンはよりかっちりと完璧な技巧で曲の構造がわかるような弾き方をしてたと思う。
勿論、ツィメルマンももっと多彩な音色での表現ができるだろうし、イーティンもよりかっちり弾いて構造を聴かせるような弾き方もできるだろう。その日聴いた音楽がそうであったと言うだけ。だからライブは面白いな。
ブラームスのヘンデル変奏曲はここ数ヶ月で3回目、しかも全部宗次ホールで聴いている!
同じ曲なのに全部違う。
プルーデルマッハーでは即興の香りを、小山さんはがっちりした構造を、イーティンはカラフルな音色を楽しめた。
CDも2つ買ってサインしてもらった。絶対にまた聴きたい。
今後ずっと聴いていきたい音楽家がまた増えた。