(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
生きづらさを生きるチカラに変換するメソッドを提供している
桑原朱美です。

今日のテーマは
「【講演の感想】養護教諭同士の心の距離が縮まるしあわせな時間でした」です。

 

山口県の某市学校保健会で講演をさせていただきました。

講演では『養護教諭のコアコンセプトと協働力』をテーマにお話ししました。

 

養護教諭の先生は、今まで以上に専門的かつ広範囲にわたる職務を期待され、その仕事量に忙殺されています。自治体や関連省庁からのトップダウンの「あれをしろこれをしろ」も次々と届き、現場を混乱させています。そんな状況の中、自分がなぜ、養護教諭になったのか、子どもたちにどんなかかわりをしようとしたのか、忘れてしまうのです。

 

そりゃ、ぐちのひとつもでますよね!

だから、どんな子供を育てていくのかという大切なビジョンが見えなくなり、保健行事や日々の執務をこなすことがもくてきになってしまうのも、現場を体験した桑原としても、よくわかります。

 

講演では、現場で奮闘する先生方の気持ちにも寄り添いつつ、プロとしてどのように保健室経営をしていくのか、たくさんの要求の中で取捨選択するための視点などについてお話しました。

 

後半は、小グループに分かれて、さまざまなワークをしていただきました。

学校1名の配置がほとんどの養護教諭にとって、地区の学校保健会、養護教諭部会は、とても大切なもの。その大切な場が、グチの言い合い、傷のなめ合いになってしまってはもったいないのです。

 

今回の講演では、これから、この地区の学校保健会で何度も何度も、ワークシートを通して話し合いをしてほしいとお願いしました。

 

研修担当の養護教諭の先生からは次のようなメールがが届きました。

 

 

日頃、考えてもなかった『保健室経営、養護教諭って何?』ですが、あらためて考える機会になりました。そして、コアコンセプトを見つけること、気づくことが大事であることが部会で共有できました。また、この作業がみなで一緒にできるという安心感も得られました。ますます養護部会のチーム力が上がり、仕事が楽しくできそうです!

 

以下、参加者の感想です。

 

念願叶い、桑原先生のお話を聴く機会をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。めざす子ども像は、現状の問題点だけでなく、未来を生きる子どもたちに必要な力もあわせて考えるという大切な視点を学びました。また、養護教諭仲間で仕事の本質について話し合う貴重な時間をいただき、養護教諭同士の心の距離が縮まるしあわせな時間を過ごすことができました。今後も皆でさらに学びを深めていきたいと思います。

 

 

あっと言う間の90分でした。ちょうど今、保健指導の準備をしていたところだったので、もう一度子どもたちに身につけて欲しい力について考え、内容を見直すことにしました。例年通りの保健指導にならないよう、常に成果を上げるための作戦を考え、新しいものにチャレンジしていきたいと感じました。桑原先生のご講演を聞くことができ有意義な時間を過ごすことができ、大変勉強になりました。

 

 

ワークショップで言語化をしていくにつれて、自分自身の目指す養護教諭像を改めて思い返すことができました。最近は日々の執務に追われて、淡々と目の前のことをこなすことが目的となってしまっていたため、まずは改めてビジョンを明確にしてから執務に取り組みたいと思います。

 

 

思うのは自由だが、きちんと現状を受け止めて、どうすればそれが達成できるかをイメージしながら今後は取り組んでいきたいです。自分のつぶやきも子どもたちや教員のつぶやきも大切にしていきたいなと思いました。

 

 

グループワークを通して、他の先生方の視点や考え、思いを聞けて、心新たに頑張ろうという気持ちが湧いてきました。養護教諭をしていく上で躓くときは、ビジョン、現状分析、課題、戦略と具体的行動のどこかに見直す点があるのだとわかったので、振り返りをしながら自己研鑽し、子どもたちに寄り添っていきたいと思いました。

 

 

「ビジョンから考える」…やっていたようで実はできていなかったなぁと感じました。日々の業務が完全に目的になってしまっていたので、子どもたちを育てるための手段として、計画的に、効果的に日々の業務をしていきたいと感じました。
目的がないと面白そうなことに簡単に飛びついたり流されてしまったり…というお話がありましたが、今接している中学生はまさにそれで、まずは目的、目標を見つけることからだなぁと感じました。…それが難しいのですが…ぜひ先生の講座を受講したいです!

 

 

仕事も人生も、目的とビジョンが大事である事、印象強くのこりました。確かに、自分の仕事、保健室の執務を振り返ると、目的はあったとしてもはっきりと明確にできてなくて、とにかく執務をこなす、終わらせるということが優先され仕事をしていたなと思いました。これだと、たくさんの仕事があるとイライラし、考えたり悩んだりする仕事には当然ストレスをためていました。今日のお話を聞いて、また養護教諭をなぜ目指したのか、退職するときは、どんな言葉をもらうと嬉しいかなど質問されたりすることで、ハッとしました。自分が何を目指していたか、どうしたかったのか、まだぼんやりとしているので、仲間と一緒に明確にしたいと思います。未来から逆算思考をして、今、必要な実践、現在することを決めて、やる!を続けていこうと思います。

 

 

どうして養護教諭になりたいと思ったのか、どんなことをしたいと思っていたのかなどを思い出す機会をいただき、初心に戻ることができました。「日々のやることをただこなしていく」ということにならないようにビジョン(ゴール)に立ち返りながら、働いていきたいです

 

 

願いの源泉を知るワークで、当初を思い出してさっと書けるような熱い思いは自分になかったと、子供達に申し訳ない気持ちになりました。ただ、将来幸せに過ごすために「こんな子になってほしい、そのためにこんなスキルを身につけさせたい、だから保健室でこう関わる」というのは経験を積むほどにはっきりしてきています。
校内でやりにくさを感じることもほとんどなく、卒業生が真っ先に保健室に来てくれることも多くて、それなりの保健室経営ができているのかなと思っていましたが、経営案に明確に言語化していないことと、日々を無難にこなしているだけなのでは?という気づきがあり、個人的視点で仕事をしているのだと思いました。自分の保健室経営方針をはっきりと示し、もっと行動的になりたいと思いました。

 

 

保健室経営をしっかり見なおしていきたいと思いました。養護教諭同士が語り合うことも、とても大切な気づきを生むと思いました。

 

 

私は、ゴールが明確に見えていないから、日々を過ごすのに精一杯なんだと、先生の言葉にハッとしました。保健室経営もいつの間にか頭の中のマイルールになっていたなと反省しました。年度当初の周知をしっかりとしていきたいです。先生の、頭の体操をすることで、パンクしそうな頭の思考整理のコツがなんとなくわかりました。あとは、実践しながら、ゴールを見据えられる思考を身につけていきたいと思います。先生の講話を聞いていく中で、私の目指す養護教諭像をあらためて、思い起こすことができ、エネルギーが湧いてきました。

 

 

臨採4年目になり、やっと1年間のサイクルに慣れてきました。お恥ずかしい話ですが、今まで保健室経営計画をきちんと作成したことがなく、先生のお話を聴きながら、胸が痛かったです。子どもたちの日々のつぶやきに寄り添いながら、私オリジナルの育てたい子ども像を、もう一度真剣に考えようと思いました。
もっともっと子どもと関わりたいと思いが高まるお話でした。

 

 

日々の仕事に追われて、取組を行うことがゴールになっていました。常にビジョン、ゴールから考えること、そのためにあれをしよう、こんなこともしたいと考えると、しなくてはいけない仕事と思っていたことが、前向きに考えられるようになりました。先生に聞いた話を胸に留めて、これからも楽しく養護教諭人生を送りたいなと思いました。

 

 

今まで、ぼやきはぼやきで終わり、保健室経営計画などはできているものを少し変えて…作ってしまっていました。耳が痛いお話もありましたが、養護教諭として大切にしていること、なぜ養護教諭になりたかったのか、養護教諭になって何をしたかったのか…など、自分を見つめ直す良い機会となりました。

 

 

保健室経営計画には新採からずっと、「自分が大切にできる」を目標に作成していますが、毎年、学校ビジョンや学校の課題(特に学力を重視している校長の場合)や、管理職から課されている使命などを保健室経営計画にどう絡めて示していくか困難を感じています。今回、久しぶりに初心に帰らせていただいたので、また一から頑張れればなと思います。

 

 

分に当てはまることがたくさんありました。ほけんだよりも、自分は一体誰に向けて作成しているのだろうかと感じることがあり、悩んでいました。また、桑原先生のお話がきける機会があれば参加したいです。

 

 

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