日本の用量では患者は救えない  | 途中下車前途有効 Ameba Version

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海外で入院したり、薬局で売薬を買った人なら経験済みのことだ、が同じ製品でも明らかに日本で買うより単位が多い。

 入院するはめになった時もそうだった。えぇ~、こんなに強い薬、大丈夫すか?と尋ね、日本での薬を見せると、医者は笑って「こちらが普通です。心配ない」、と片目をつぶって出て行ったのだ。  効いた。

 そういえば、日本の風邪薬もまことに気休め、「風邪を引いたらのど薬塗って小児用ジキニンとユンケル飲んで汗出せば治っちゃう、下手に風邪薬を信じて常用してたって治りはしないよ」レベルではあったっけ。

 日本と違うのは、米国流の抗菌薬処方の特徴は、重症例に対する大量投与とPK/PDの考え方に基づいた用法・用量の設定。

 洛和会音羽病院 大野博司医師は「日本の添付文書に書かれた投与量では救命が難しい場合も少なくない」と発言、「感染性心内膜炎に対するペニシリンG の投与。米国の通常投与量では、1日2000万単位を持続静注または4時間ごとに分割点滴静注する。一方、日本のペニシリンGの通常用量は30万~60万単位を1日2~4回だ、

 感染性心内膜炎には「通常量より大量使用」が認められているが、そもそも用法が筋注のみで、点滴薬としての使用は承認されておらず、感染性心内膜炎の治療にペニシリンGが日本の用法・用量通りに使用されることはまずないとみられる。」、など

 今行われている米国心臓協会・学術集会の模様を「日本の用量では患者は救えない 抗菌薬大量投与とPK/PDで重症例にも効果」と題し、日経メディカルを通じ毎日速報してくれている。

Vol1.若手医師を魅了する米国流 科学的処方と総合診療で感染症を撃破 

Vol2.日本の用量では患者は救えない 抗菌薬大量投与とPK/PDで重症例にも効果 

Vol2.CRP値よりも「血液培養2セット」 起因菌を重視する診断プロセス

と続いているので、最新の学会情報、じっくり読み進みたい(日本も長期服用型でなく、アメリカ式になる日も近い、のかも知れない)。

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